[書評]「絶望の大国、中国の真実」カネ信奉で生きる中国人のリアルな現実を感じました。

最近、自分の中で中国に対する熱が高まっているので図書館で本を借りてきました。なかなか刺激的なタイトルだったのでつい読んでしまいました。 絶望の大国、中国の真実 ――日本人は、中国人のことを何も分かっていない! (WAC …

最近、自分の中で中国に対する熱が高まっているので図書館で本を借りてきました。なかなか刺激的なタイトルだったのでつい読んでしまいました。

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絶望の大国、中国の真実 ――日本人は、中国人のことを何も分かっていない! (WAC BUNKO)

2009年の出版なので少し古いです。また、対談形式の本なので、トークショーを見ている感じで内容はちょっと薄い気がしました。
ですがリアル中国人の体験談を日本語で読めるのはありがたいです。

中国人はカネを信奉しており、なんでも賄賂でポストや順位が決まるといいます。日本にもそういうきな臭い世界はあるのでしょうが、中国はスケールが段違いです。学校の成績の順位を上げてもらうために、生徒の保護者が先生に対して賄賂を渡すほどなんで、もはやあいさつがわりに賄賂って感じです。
そりゃ、小さい頃から親がこういうかけひきしているのを身近に見ていたら、その子供が大人になってからも拝金主義になるのは自然ななりゆきでしょう。

しかし、こういうカネ至上主義は社会的に悪いのかどうか…僕には分かりません。
野生で行きている動物は弱肉強食なわけで、食うか食われるかというシビアな世界でその日一日を生きているわけです。人間も本来はそういう残酷な生き残りにさらされながら暮らすのが本来の姿で、今のように平和ボケしている世界は偽りなのかも知れません。
そう考えると、「生き残るためにあらゆる手段を使う」中国式は、人間の本能に忠実なだけであり「悪いことをしている」という罪の意識よりも「生き残るため」という本能の結果なのかも知れません。

多数決という数の論理で勝負しても、中国は莫大な人口をかかえているので「中国人のような暮らしをしている方が世界的には多数派だ」と言われればそれまでだし。日本のように比較的公正・平等な社会が必ずしも正しいとはなかなか結論づけられません。

そんなことを考えながら読んでいました。
中国人の思考回路をもっと知りたいと思いました。
それは「自分の常識を疑うことができる」てっとり早い方法なんで。


書評「寝ながら稼ぐ121の方法」は当然すぎてあまり得るものがなかった

お友達から本を借りました。 寝ながら稼ぐ121の方法 by ジェームス・スキナー 平易な文章ですぐに読めてしまう感じです。 内容としては、わりとありきたりな感じで「そんなの知ってるよ」的なものが多かったです。 株で稼ぐと …

お友達から本を借りました。
寝ながら稼ぐ121の方法
by ジェームス・スキナー
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平易な文章ですぐに読めてしまう感じです。
内容としては、わりとありきたりな感じで「そんなの知ってるよ」的なものが多かったです。
株で稼ぐとか、不動産で稼ぐとか。カジノで稼ぐとか。
こういうのって「オレ成功したからYouもやってみなよ」て勧めてくるんだけど、同じことをやって稼げるか?というのは分からないし、「将来もこの方法でほんとうにうまくいくの?」的なものが多い。
人が成功したからといって同じやり方でうまくいくか?というのはまったくあてはまらないので、自分は自分の稼ぎ方を考えて実践していく必要があると思いました。

ただ、自分の労働力をそのまま対価として報酬を受け取る生活のままでは大きく収入を伸ばせないことは自明なので、これから何で儲けられそうか?というのは時代の潮流を良くみて考えないといけない。

勉強になったのは「人がまだ注目していない時点で投資する」ということですね。最近ではビットコインの暴騰がありましたが、そういう「カネを生みそうなもの」にいち早く気づいて少額でも投資しておいて、長期で寝かせておけばあとあと利益を生む、というのは真理かも知れません。


L2TP / IPSecでVPNサーバーを構築した。Linux Debian9 ( stretch )

注:2010/1更新: MacのOS”Mojave”ではうまくIPSec通信できないことが分かりました。 もしかしたらどこか設定がよくないかもです。 Debian version 9 ( Stre …

注:2010/1更新: MacのOS”Mojave”ではうまくIPSec通信できないことが分かりました。
もしかしたらどこか設定がよくないかもです。

Debian version 9 ( Stretch )でVPNサーバーを構築しました。L2TP over IPSecのVPNです。
VPSサーバーはローカルLAN内に設置しているので、ルーターのポートフォワーディングの設定もしました。

概略図
Screen Shot 2018-01-30 at 17.16.33

IPSecの設定は、とにかく設定しないといけないファイルが多くてめげそうになりました。
しかも一発で動かないし…
これだけのファイルについて設定します。
Screen Shot 2018-01-30 at 18.44.50

インストール

# apt-get install strongswan xl2tpd
strongswanは、openswanの後継?のIPSecパッケージなのかな?
なのでopenswanよりもstrongswanを使った方がいいみたい。

/etc/xl2tpd/xl2tpd.conf

ip range でVPS接続するクライアントに割り当てるIPアドレス帯を設定します。
local ip は自サーバーのIPアドレスです。

/etc/ppp/chap-secrets

VPN接続をするときのユーザー/パスワードを設定します。
上記はユーザー”hogeuser”、パスワード”hogepass”で接続できるようにする例です。
ファイルの所有権は root 、パーミッションは 600にしておいた方が良い。

/etc/ppp/options.l2tpd.lns

ms-dnsはDNSサーバーのIPアドレスを設定します。
mtuはサーバーによって異なりますので各自最適な値を設定してください。
ここを参考にしました。Linux – MTU 最適値の導出!
logfileで指定したログファイルをtouchコマンドで作成しておきます。
# touch /var/log/xl2tpd.log

/etc/ipsec.conf

left=192.168.0.101 は自サーバーのIPアドレスを設定してください。

/etc/ipsec.secrets

この例では“AAA”というシークレットキーを定義しています。
ファイルの所有権は root 、パーミッションは 600にしておいた方が良い。

/etc/strongswan.conf

デフォルトの状態ではもともとなかった記述dns1とdns2の2行を追加しました。

/etc/sysctl.conf

カーネルパラメータの設定です。

eth0とかeth1とかの設定は必要なのかなぁ…よく分からんけどこれで動いたので。
ちなみに私のネットワーク環境はeth0の代わりにbr0とかbr1とかの名前になっててこれにIPアドレスが紐ついているんで、実際は上記eth0の記述は要らないのかも知れません。

上記の設定の反映は
# sysctl -p
コマンドで行ないます。

サービスの起動

# /etc/init.d/ipsec start
# /etc/init.d/xl2tpd start

以下のコマンドでもいいかも知れない。(違いがよく分かってない)
# systemctl start strongswan.service
# systemctl start xl2tpd.service

NATの設定

ルータのポートマッピング設定は以下のポートをVPNサーバーへ向けることで通信できました。
udp 500 (IKE)
udp 1701 (L2TPパケットの最初の待ち受け)
udp 4500 (IPsec NAT-T)
udp 50 (ESP)
tcp 50 (ESP)

ログで確認

# journalctl -u strongswan -f -l
以下のログも使えます。
/var/log/xl2tpd.log
/var/log/syslog

また、xl2tpdを
# /usr/sbin/xl2tpd -D
として起動すると詳細ログが出ます。

僕は、設定エラーをsyslogのログで指摘されて、それを修正したらうまく動くようになりました。

# ipsec status
コマンドは、見方がよく分からんかったです。

# ipsec verify
コマンドは、「そんなコマンドは無い」ていうエラーが出ました。(strongswanじゃなくてopenswanのコマンド?)

クライアントの設定

iPhone

iPhone X iOS version 11.1 での設定
タイプは”L2TP”で設定します。
IMG_4499

Mac OS X (Sierra)

VPN Typeは”L2TP over IPSec” で設定します。
Screen Shot 2018-01-30 at 17.29.19

参考にした記事

xl2tpd + strongswan でVPN構築し、iPhone6から接続 (今のところ同一LAN以外では接続できない。) – Qiita
strongSwan + xl2tpd でVPN(L2TP/IPsec)を構築する – Qiita
linuxでVPNサーバ – Qiita
Debian GNU/Linux Wheezy で StrongSwan にてL2TP / IPsec サーバ設定の備忘録 | Open the Next
DebianでL2TP/IPSecなVPNサーバ | ねころくぶろぐ

備考

そもそも、YamahaルータNVR500にPPTPのVPN機能が備わっていたのでそれを使っていたのですが、2016年にリリースされたMac OS 10.12(Sierra)からPPTPはサポートされなくなったので、仕方なくL2TP oveer IPsecでVPNできるようにしました。


ニコ技深圳観察会用自己紹介文

このブログエントリは、2018/3/18〜21で開催される第8回ニコ技深圳観察会の参加に必要となる「自己紹介エントリ」を書いたものです。 3/28追記: ツアーの感想ブログを書きましたので読んでいただけると嬉しいです。 …

このブログエントリは、2018/3/18〜21で開催される第8回ニコ技深圳観察会の参加に必要となる「自己紹介エントリ」を書いたものです。

3/28追記:
ツアーの感想ブログを書きましたので読んでいただけると嬉しいです。

1. 自己紹介 Self introduction

上村崇(うえむらたかし)と申します。43歳です。兵庫県西宮市に住んでいます。
フリーランスのシステムエンジニアをしております。フリーランスになって10年ちょっとになります。
少し前は、オープンソースソフトウェア(WordPress)の地域コミュニティを運営したりしていましたが、今はしていません。

I’m Uemura Takashi. Freelance System Engineer. I live in Nishinomiya, Hyogo prefecture.
I’ve been Freelance over 10 years.
In the past, I had organized a local community group of opensource software.

上村フ゜ロフィール写真_IGP3145_reduce copy
twitter: uemera
facebook: uemura
wechat: uemurat

2. 何を仕事にしているか My job,How I get own money

PHP言語でシステム開発をしています。インターネット上で動作するシステムを作っています。
請負でネットショップのシステムに機能追加したり、顧客管理などのシステムを作っています。
さくらインターネットのブログメディア「さくらのナレッジ」への寄稿をしています。
プログラミングを教える講師業も少ししています。
過去の会社員時代には、組込製品のソフトウェア技術者としてカーナビとか携帯電話の開発に関わっていたことがあります。

I usually develop systems with php language, that mainly running as Internet Website.
My client is shopping-cart system owner. I am improving the system continuously and adding the extra feature.
I also teach programing as a job.
I had ever experienced developing embedded system such as Car navigation system, mobile phone.

3. 自分の時間で何を作っているか My Maker Project, How I make or do on your time

ハードウェアは作ったことがありません。
アイドルが好きなので画像サイトを作ったことがあります。
アイドル画像 1万枚!関西のアイドル KOBerrieSの画像サイト
最近は自主的に何かを作ってはおらず、アイドルの応援に行ったり、写真を撮ったり、旅行に行ったりして過ごしています。

I have not made hardware product while my private time.
However, I released Japanese local Idol group photo site.
My recent interest is going to see Idol live performance, going to travel in Asia.

4. 中国経験など How help other people in this trip

初めての中国は、2006年の上海旅行(2泊3日)です。道端を歩いていると「ロレックス4個1000円ダヨ」て日本語で喋りかけられた記憶が鮮烈に残ってます。
2回目の中国として、2017/12に7泊8日で初めて深圳に行きました。ハイテク都市としての深圳に興味があったからです。
その旅行について準備しているときに、ニコ技観察会のことを知りました。
一人旅で電気街をうろつくのはそれなりに楽しかったのですが、観察会のような機会を利用して、1人では入れない工場の内部に潜入してもっと理解を深めたい、また深圳に行きたいと思いました。

英語は日常会話ならなんとかできます。
中国語はほとんどできません。(勉強中です)
深圳の交通や滞在については、一度行って勝手が分かっているのでサポートは少しできると思います。

深セン旅行についてはたくさんブログを書きました。
中国深圳(深セン)・香港旅行記で書いたブログの数々〜もくじ

I have been to Shenzhen last year.
I know about public transportation in Shenzhen.
I cannot speak Chinese.

5-1. メイカーズのエコシステム感想

単なる旅行者としてではなく、現地でモノを生産している工場に入って中国人と同じ目線で現場を見ると、中国のパワーの源泉というか、底力、そしてハードウェア製品作りのムーブメントのようなものを肌で感じられるんだろうなと思いました。ものづくりのワクワク感が直接感じられる本でした。
書評をブログに書きました。

5-2. ハードウェアのシリコンバレー感想

20代の若いころから海外の製造現場を相手にタフな折衝をし、語学力を身につけるだけでなく交渉力や中国人・台湾人の国民性を知り、ビジネス展開力を培ってきた著者の藤岡さんの言葉には重みがあります。
理論では解決できない、現場ならではの泥臭いやりとりや、騙すか騙されるかの人間関係が日常茶飯事のように繰り返される様子が手に取るように分かりました。
書評をブログに書きました。


書評:”「ハードウェアのシリコンバレー深セン」 に 学ぶ” 現地のナマの声と、常識を打ち破る強さを与えてくれる本

日本から中国に渡り、10年ものあいだ中国・深セン(深圳)の製造現場で奮闘している藤岡社長が出版した本です。 深圳という都市が急激に成長する姿を身近で見て、そして中国人の気質を熟知していることがよく分かる、濃い内容の1冊で …

日本から中国に渡り、10年ものあいだ中国・深セン(深圳)の製造現場で奮闘している藤岡社長が出版した本です。
深圳という都市が急激に成長する姿を身近で見て、そして中国人の気質を熟知していることがよく分かる、濃い内容の1冊でした。

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「ハードウェアのシリコンバレー深セン」に学ぶ−これからの製造のトレンドとエコシステム

20代の若いころから海外の製造現場を相手にタフな折衝をし、語学力を身につけるだけでなく交渉力や中国人・台湾人の国民性を知り、ビジネス展開力を培ってきた人の言葉には重みがあります。
理論では解決できない、現場ならではの泥臭いやりとりや、騙すか騙されるかの人間関係が日常茶飯事のように繰り返される様子が手に取るように分かりました。
中国人と取引をすると「契約書が意味をなさない」「納期が守られない」「正論を言うと逆ギレされる」… それを見越して性悪説でビジネスを組立てていく必要があるそうです。
日本人ならば「こんなんじゃやってられないよ」と多くの人が匙を投げる展開だと思うのですが、それでもくじけず深圳に根ざした中国の製造企業として生き残っている不屈の姿はすごいと思います。

「高付加価値商品を投入することで、失った市場を取り戻す」と日本の企業はよく考えがちだけど、歴史を振り返ってみると、同じカテゴリの商品ならばコストパフォーマンスに優れた低スペック商品の方が市場の支持を得ていることが分かります。
本当に高付加価値路線で成功した製品とは、単に性能を上げただけの製品ではなく、皆があっと驚く奇抜なアイデアを実装して市場を切り開いたiPhoneのような商品だけです。
これからも「売れる商品」のトレンドとしてはそうなっていくのでしょう。
「安かろう悪かろう」というと粗悪品のように聞こえますが、そういう製品はともかく、
深圳では「合格点以上に品質を上げない、お買い得な商品」なレベルの商品が数多く出ており、先進国でもそれで満足する人が市場では多数派となっています。

こういう本を読むと、僕らが当然と思っている「常識」というのが絶対的・普遍的なものではないことが良く分かり、ハッとさせられます。
「約束を守る」とか「義理を果たす」という行為が正しいとされるのは、あくまで自分が生きている小さな日本社会の中での話です。
人間として生まれつき当然備わっているべき道徳観ではありません。
「正しいと思っていたことが通じない世界がある。しかもその世界は日本より何倍も大きい」という現実を知るにつけ、自分が身につけてきた常識はほんとうに局所的に有効なだけに過ぎないものなんだな、ということを教えてくれた良書だと思いました。


書評:「メイカーズのエコシステム」現地でのものづくりの現場を実際に見てみたいと思いました。

中国・深セン(深圳)は電子製品関連の生産・組立拠点として、多くのメーカーや工場が林立する世界でも屈指の都市です。この本は、そのような工場で作られるモノのサプライチェーンとか、どのような行程でモノができあがっていくのかにつ …

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中国・深セン(深圳)は電子製品関連の生産・組立拠点として、多くのメーカーや工場が林立する世界でも屈指の都市です。この本は、そのような工場で作られるモノのサプライチェーンとか、どのような行程でモノができあがっていくのかについて、現地で見たナマの体験をもとに書かれた本です。

Amazonストア : メイカーズのエコシステム 新しいモノづくりがとまらない。 高須 正和

2017年12月に僕は深圳に行きました。最初はこの本の存在を知らなくて、旅に行くと決めてからいろいろ現地情報を調べてるうちにこの本の存在を知りました。
僕は単なる旅行者として深圳を訪れただけで、現地になんのコネクションもありませんでしたので、深圳を見て回ったといっても華強北の電気街をうろうろしただけなんですが、実際にこの本の著者である高須さんのように、現地でモノを生産している工場に入って中国人と同じ目線で現場を見ると、中国のパワーの源泉というか、底力、そしてハードウェア製品作りのムーブメントのようなものを肌で感じられるんだろうなと思いました。

ある日ひらめいたアイデアをハードウェアという形にして量産して市場に届けるのは一人の力ではできません。小さな工場1つ持っていたとしても無理です。
アイデアを設計図にして、パーツを集めて、組み立てて試作して、うまくいかないところを直して、量産するためのロボットを用意して、できたものをパッケージングして、流通させる。
これらの行程を単独の企業だけで行うのは無理で、まわりのさまざまな企業や工場、流通サービス業者と連携する必要があります。モノを作るのには莫大なエネルギーが必要です。
深圳にはそれらの役割を担うサービスが揃っており1つの都市に集積しているので、ものづくりを最短距離・最短時間で進めることができます。

これは、
「今まではそこそこ規模が大きい企業でしか作れなかったモノ」
が、
「個人の思いつきで作れるような、同人的なハードウェアが作れるようになった」
ということを意味します。
役に立つかどうか分からない、市場価値があるのかどうかも分からない、そんな奇妙で奇抜なモノがすぐに世に出せる時代。
そしてそんなモノの発表の場を与えてくれる世界各地のメイカーフェア。
世の中はどんどん、アウトプットのハードルが下がってきています。
なにか面白いものが出てくる予感がしてワクワクします。


中国深圳(深セン)・香港旅行記で書いたブログの数々〜もくじ

2017年12月6日〜13日にかけて訪れた中国の深圳(深セン)と香港について、11のブログ記事を書きました。 目次としてまとめておきます。 中国深セン旅行記。日本が置いてけぼりを食らう未来が見えたので、僕は中国語を学ばな …

2017年12月6日〜13日にかけて訪れた中国の深圳(深セン)と香港について、11のブログ記事を書きました。
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目次としてまとめておきます。

中国深セン旅行記。日本が置いてけぼりを食らう未来が見えたので、僕は中国語を学ばなければならない。
最初に書いたメイン記事。中国で受けたカルチャーショックと第一印象について書いています。

香港から中国・深圳へ:深圳湾口岸経由のイミグレーションの方法を解説
中国へ入国する方法を書きました。日本から香港へ行き、そこから中国に渡りました。バスで国境の橋を渡りました。

中国・深圳から香港へ戻る:福田口岸経由のイミグレーションの方法を解説
中国から香港に戻るときの方法を書きました。歩いて国境の橋を超えました。

中国・深センにある世界最大と言われる電気街「華強北」を探検してみた。
世界最大の電気街、華強北を歩いて見てきたレポートです。

中国・深セン(深圳)のシェア自転車に乗った。栄枯盛衰も見てきた。
中国で流行っているシェア自転車に乗ってみました。超便利!

中国・深センの地下鉄ICカード「深圳通」を自動販売機で買う方法
深圳で使える地下鉄カード「深圳通」の自販機での買い方について解説しています。

中国・深セン旅行記:中国人の振る舞いや国民性がちょっと分かった気がした
中国人の気質や性格について。中国を旅行してみて、中国人の気質や行動パターンが少し分かった気がしたのでまとめてみました。

香港・中国で使えるSIMカードの買い方とファイアウォール超えVPNの話
グレートファイアウォール(金盾)を超える方法について書きました。

中国ではGoogleが使えないので代わりに使える地図アプリをいろいろ試す
Googleマップの代わりになる地図アプリ3種類について解説しました。

中国旅行記 深圳(深セン)で見たおもしろかったものを写真で
その他、深圳でいろいろおもしろい写真を撮ったので一気に掲載しています。

中国香港旅行記。香港で見たおもしろかったものを写真で
香港で撮った、ネタになりそうな写真を掲載しています。


中国香港旅行記。香港で見たおもしろかったものを写真で

2017/12に香港、中国・深圳(深セン)に行ったときの振り返り記事です。 滞在は中国がメインだったので香港ではあまり時間を使わなかったのですが、香港でも写真を撮っていたのでブログコンテンツになりそうなものを掲載しておき …

2017/12に香港、中国・深圳(深セン)に行ったときの振り返り記事です。
滞在は中国がメインだったので香港ではあまり時間を使わなかったのですが、香港でも写真を撮っていたのでブログコンテンツになりそうなものを掲載しておきます。
2017/12の中国深圳・香港旅行記関連の記事はシリーズになっています。こちらの目次をご覧ください。

香港式カフェレストラン「茶餐廳(チャーチャンテーン)」で食事する

香港ではあちこちに茶餐廳(チャーチャンテーン)と呼ばれるレストランがあります。
カフェ+食堂が合体したようなお店です。とにかくメニューの数が多い。そして頼んだらすぐ出てきます。
僕は香港中心部から3駅ほど離れた旺角(モンコック)という場所で食事しました。

↓きらびやかな店構えの茶餐廳。
香港の茶餐廳

↓メニューが多くて選べない
香港の茶餐廳

↓席はこういう感じなのですが
香港の茶餐廳

↓「箸ちょうだい」とスタッフに言うと「ここにあるぜ」て言われました。引き出しになってるんですね。
香港の茶餐廳

参考
香港式カフェレストラン「茶餐廳(チャーチャンテーン)」徹底攻略 | 香港ナビ

ここで適当に選んで啫啫滑雞煲というものを頼みましたが、HK$78(1100円)しました。香港の食事はは日本より2〜3割くらい高い感じがします。
香港の茶餐廳で啫啫滑雞煲を頼む

香港の茶餐廳で啫啫滑雞煲を頼む

香港のおみやげ品売り場で見つけた日本産のもの

香港のデパートのおみやげ品売り場。日本のお菓子がけっこう置いてありました。
香港のお土産品売り場で日本のみやげ
白い恋人もありました。日本からおみやげとして買っていっても希少価値ないですね。
香港のお土産品売り場で日本のみやげ

2017/12の中国深圳・香港旅行記関連の記事はシリーズになっています。こちらの目次をご覧ください。


中国旅行記 深圳(深セン)で見たおもしろかったものを写真で

2017/12に中国・深圳(深セン)に旅行したときの記事です。 たくさん撮った写真の中から、単独で記事にするほどでもないけど、おもしろい写真を集めました。写真多めです。 2017/12の中国深圳・香港旅行記関連の記事はシ …

2017/12に中国・深圳(深セン)に旅行したときの記事です。
たくさん撮った写真の中から、単独で記事にするほどでもないけど、おもしろい写真を集めました。写真多めです。
2017/12の中国深圳・香港旅行記関連の記事はシリーズになっています。こちらの目次をご覧ください。

中国共産党のブース?

これなんだろう?中国共産党のブースっぽいんですが、何を目的に設置されているのか分かりませんでした。
中国共産党のブース?

深圳のSPAではWindows XP

深圳のSPAの受付にて。
受付でわざわざ客のほうにパソコンのモニタが向けられていました。
「ウチはWindows XP使ってるぜ!」て誇らしげに見せられているかのようです。
日本だったら文句言う人がいるかもですね。
中国でWindows XPに遭遇

日本式ラーメン

日本式ラーメンの店。35元くらいのラーメンが多いですが、これは600円弱です。日本食レストランは日本と値段があまり変わらないか、日本より高いです。
中国深センで見たラーメン屋

フードデリバリーのバイクが街中に

フードデリバリーをする電動バイクをたくさん見ました。ここ2〜3年で一気に普及したらしいです。テイクアウトの食品を飲食店から代わりに受け取って届けてくれるサービス。1回100円程度で、場合によっては注文したメニュー代金のみで届けてくれるようです。
中国のフードデリバリー
中国のフードデリバリー
中国のフードデリバリー

しかし外国人には言葉のハードルが高いのでなかなか利用しにくいです。

参考
2018年には11兆円市場に——中国でなぜフードデリバリー革命は起きたのか
「時は金なり」を支えるフードデリバリー、中国では職場のランチに大活躍

高級車でもナンバーなし

こんな高級車が、ナンバーなしで平気で走ってるんですが…日本では考えられませんね。
中国の高級車でもナンバー無し
お金持ちでも「ルールを守っている」ということはステータスになりにくいのですね。それよりも「高級外車に乗っている」ことの方が重要だということを象徴しています。

ユニクロのパチもん

中国で広がっているメイソウ。名前はダイソー、中身はユニクロって感じのパチもん店舗です。
中国で見たメイソウ
中国で見たメイソウ

袋にはしっかりJAPANの文字が。
中国で見たメイソウ

日本にも関東を中心に数店舗展開しているようです。

参考
名創優品-Wikipedia
日本企業?中国企業?日本人が知らない日本風雑貨店MINISOとは

香港と深圳の国境の街・羅湖(Luohu)にあるショッピングモール・羅湖商業城。

中国と香港の国境の街、羅湖は入出国検査場(イミグレーション)があります。そのイミグレーションを出てすぐにあるショッピングモールです。安い中国の製品を求めて香港人がよく買いに来るそうです。

↓羅湖商業城は右側の建物。
羅湖商業城
小さい店がぎっしり入っています。
ここは外国人もそこそこ来るためか、「カバン?トケイ?」てしつこくセールスに付きまとわれました。エスカレーターに乗ってもついてくる。
羅湖商業城の中
羅湖商業城の中
羅湖商業城の中

↓かつら屋さんなんですが、こういうふうに置かれているとちょっと怖い。
羅湖商業城の中

↓ブランド品か、そのコピー品みたいなものがいっぱい売ってます。
羅湖商業城の中

↓羅湖の街を散歩していると歩道にカメが吊ってあったんだけど、これはなんなんだろう…
中国 羅湖で見た カメが吊ってある

建設ラッシュの深圳

深圳北部の深圳北駅付近を電車の窓から撮影。人口が爆発的に増えている深圳では、高層マンションの建設がいたるところで進んでいます。
深センでは建設ラッシュ

深圳北部のディープな下町(龙华、Lónghuá)地区

深圳北部の龍華(龙华、Lónghuá)地区は、日雇い労働者などが多く集まるかなりディープなところです。観光地じゃないのであまり行かないほうがいいかも知れません。
(僕は怖いもの見たさで行きましたが)
中国深セン 龍華新区での散髪風景
中国深セン 龍華新区での麻雀風景

ネットゲーム廃人が多く暮らしているとかで、記事になっていました。
参考
中国版の「ドヤ街」はネトゲ廃人の巣窟? 三和ゴッドの暮らしを追う

怪しい雰囲気が漂うネットカフェ。1時間20円くらいで過ごせるようです。网吧(Wǎngbā)ってネットカフェって意味だそうです。
中国深セン 龍華新区のネットカフェ

中国深セン 龍華新区のネットカフェ

ここは日雇い労働の市場があり、労働者が多く集まります。
中国にある日雇い労働市場 龍華新区の「三和人力市場」

深圳郊外にある大企業

深圳北部にあるFOXCONN(鴻海、ホンハイ)の工場。ここでiPhoneが作られているのかな。
中国 深圳にあるFOXCONN(鴻海、ホンハイ)の工場

同じく深圳北部にあるHUAWEIの本社ビル。スマホメーカーとして最近かなり存在感を増しています。めっちゃ巨大企業て感じがしました。
敷地が東西1km、南北2kmくらいありそうです。
中国 深圳にあるHUAWEIの本社ビル

HUAWEIは日本法人の初任給が40万円ということが先日話題になっていました。
ファーウェイの初任給「40万円」、日本人の稼ぐ力は他国の3分の2程度に

2011年ユニバーシアード競技大会

2011年に行われたユニバーシアード大会のメイン会場となった場所。クリスタルと呼ばれるガラス張りの建造物が今も残ってます。
最寄り駅は深圳北東部の大运(Universiade)駅。
深圳 2011年ユニバーシアード競技大会 メイン会場

華強北にあったサイゼリヤ

サイゼリヤってこんな字書くんですね。
中国のサイゼリヤ
イカスミパスタ16元(280円)。日本では499円ですので半額くらい。
中国のサイゼリヤのメニュー

深圳の百貨店を覗いてみた

華強北にある百貨店の売り場。「青春少女」の文字に萌えます。若い女の子のファッションフロアだそうです。
中国の百貨店のフロア 青春少女

百貨店の品揃えはかなり高いです。このシャツは395元(6700円)。
中国の百貨店の服飾売り場 価格は高い

日本円からの外貨両替は香港の方がオトクだった

中国と香港で、外貨両替所を発見したらとりあえずレートをチェックしていたんですが、
香港(旺角)、深圳(華強北)、深圳(羅湖)の中では香港が一番レートが良かったです。
・香港: 1中国元=16.99円
・華強北: 1中国元=17.75円
・羅湖: 1中国元=18.51円
でした。香港では一度日本円→香港ドルに替えて、それから中国元に替えることになるんですが、それでも香港のほうがオトクだったです。
多分、香港は両替所がいっぱいあるから競争が激しいんだと思います。
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2017/12の中国深圳・香港旅行記関連の記事はシリーズになっています。こちらの目次をご覧ください。


中国ではGoogleMapが使えないので代わりに使える地図アプリをいろいろ試してみる

中国ではグレートファイアウォール(金盾)という中国政府のネット規制があるためGoogleMapが利用できません。 VPNを使って盾を抜ける方法はあるのですが、使えたとしてもGoogleMapの地図としてのクオリティは高くありません。ここでは中国で使える他の地図アプリを紹介します。

2017/12に中国・深セン(深圳)に行ったときの記事です。
2017/12の中国深圳・香港旅行記関連の記事はシリーズになっています。こちらの目次をご覧ください。

中国ではグレートファイアウォール(金盾)という中国政府のネット規制があるためGoogleMapが利用できません。
つまりGoogleMapも使えないということになります。

VPNなどの方法を使ってファイアウォールを抜ける方法はあるのですが、使えたとしてもGoogleMapの地図としてのクオリティはそんなに高くありません。
ファイアウォールの規制下で利用する人はあまりいないと思いますのでGoogleもちゃんと取り組んでいないのでしょう。仕方がないですね。
地下鉄の路線が最新の状態にアップデートされていなかったり、GPSによる現在位置が大きくずれたりするのであまり使い物になりません。

そこで中華製マップアプリを代わりに使います。
僕は以下の3つの地図をあらかじめ日本でインストールしていきました。
それぞれの特徴を詳しく見ていきます。
百度地図
高徳地図
腾讯(テンセント)地図

百度地図

百度地図
百度地図はたぶん中国の中でいちばんシェアが高いです。ショップの情報なども豊富なので、おそらくこの地図が一番利便性が高いと思います。

高徳地図

高徳地図
高徳地図はGPSの精度が百度地図より良いので、「位置を正確に知りたいときは高徳地図を使ってる」て現地の人が言っていました。
2019年追記:僕も、百度地図よりも最近は高徳地図を使うようになりました。

腾讯(テンセント)地図

腾讯(テンセント)地図
腾讯(テンセント)地図は上記2つの地図に比べてあまり使っている人はいないようです。僕もインストールはしたものの、あまり使いませんでした。
ただ不満があるから使っていないというのではなく、上記2つのアプリでだいたい満足するので、腾讯地図をあえて使う必要がなかった感じです。

路線バスに乗るときに重宝した百度地図

深圳市内での地下鉄の移動で「○○に行きたい」という場合は、地図アプリ上に路線や駅名が表示されているし、「ShenzhenMetro」ていう地下鉄路線アプリもあるので、どの路線に乗ってどの駅で降りる、という情報を得やすいです。
便利なので僕も地下鉄を良く利用していましたが、2〜3日深圳をうろうろ観光してると地下鉄に飽きてきて
「地下鉄は景色が見えないからおもしろくない。都心への移動にバスを使って深圳の街並みを車窓から眺めたい」と思うようになりました。

ただ、バスの路線図が探せなくて、あったとしても路線図が膨大で調べきれないだろうなと思っていたのですが、
百度地図でバス路線を調べられるよ
ということを中国人のAirbnbホストに教えてもらいました。
これがかなり重宝しました。

始点と終点を指定すると、どの番号のバスに乗ればいいか教えてくれます。
この例では、南山から福田口岸までのルートにおいては、m347という番号のバスに乗れば良いことが分かります。
百度地図ではバスのルートもバス停の位置も分かるので便利です。
高徳地図でも同様のことができます
 

バスは、路線によりますがどの路線もかなり頻繁に走っており、だいたい10分も待てば目的のバスがやってきます。運賃は深圳通カードで払えます。
基本は前払いですが車内に乗務員がいるケースがあり、その乗務員にカードを差し出して払う場合もあります。

また、基本は均一料金ですが、距離が長いバスの場合は距離別料金の場合があり、その場合は乗車時に係員から
「どこまで行くのか?」
を聞かれます。
僕はこの質問が理解できずとまどいましたが、壁に貼ってある走行ルート図があったので指さしでなんとかコミュニケーションできました。
相手は日本語も英語もぜんぜん分からないので、こういうとき困りますね。
最低限の中国語はやはり知っておかないとダメだな…と思いました。


2017/12の中国深圳・香港旅行記関連の記事はシリーズになっています。こちらの目次をご覧ください。