香港・中国で使えるSIMカードの買い方とファイアウォール超えVPNの話

2017/12に香港と中国(深セン)を旅行したときのブログです。 旅行のために購入したスマホの通信用SIMカードと中国からVPNを使って接続する話をします。 2017/12の中国深圳・香港旅行記関連の記事はシリーズになっ …

2017/12に香港と中国(深セン)を旅行したときのブログです。
旅行のために購入したスマホの通信用SIMカードと中国からVPNを使って接続する話をします。
2017/12の中国深圳・香港旅行記関連の記事はシリーズになっています。こちらの目次をご覧ください。

海外に旅行に行くときに日本で使えるスマホを持っていっても、渡航先では通信できません。
docomoとかauとかのキャリアのオプションで「海外ローミングサービス」に契約すれば使えるようにはなります。
ただし、キャリアのローミングサービスはそんなに安くない(1日3000円くらい)ので、日本からのローミングサービスは使わず、海外で現地SIMカードを買ってそれをスマホに入れて使ってます。
ただし、スマホ本体はキャリア縛り(SIMロック端末)のものではない、いわゆる「SIMロックフリー」のスマホでなければなりません。

今回は出発前にネットで買いました。
150香港ドル(2000円)で売られているものが、Amazonでは1410円で買える(Amazon Primeの場合)ので、現地で調達するより安いです。

China UnicomのSIMカードを買いました。
Amazon | 4G高速データ通信 中国本土31省と香港で7日利用可能 プリペイドSIM

7日間有効、2GBまで通信可能です。

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現地での滞在期間は12/6〜12/13だったので合計8日間ですが、とりあえず7日間用のSIMを買いました。
(使用開始タイミングは、現地で最初にネットに繋いだ日を1日目と数える)
ただ、2GBの通信量ではどっちみち足りないと思ったので、滞在途中で追加でHK$100払ってチャージしました。これでさらに7日間、2GB通信できます。
チャージするためのアクセスURLはパッケージに書いてます。中国国内からでもアクセスできます。クレジットカード支払いです。言語は中国語しかないですがなんとなく分かると思います。

実際に使ってみたところ、4GBの通信量でギリギリでした。日本に帰る飛行機に乗る直前で4GBになりました。ギリギリセーフ…
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香港内では、SIMカードを刺せばそのまま利用できました。
(ただし、IIJmioのように日本国内用のAPN設定をしている場合は、そのAPN設定をクリアにする必要があります。)
中国国内では、スマホの設定で「ローミングモード」にしておけば通信できます。

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中国国内ではグレートファイアウォールのため一部サービスが利用できないが、このSIMカードはOK

中国国内ではグレートファイアウォール(金盾)というネット検閲システムがあって、Facebookとかtwitter、Googleなどのサービスが利用できません。
LINEもダメみたいです。
ただし、上記SIMカードならば中国国内でも通信できます。
これは、よく分かんないけど「中国のSIMではなく香港のSIMをローミングで使ってるから」らしいです。中国内で手に入れたSIMだとやはりファイアウォールの影響を受けます。

このSIMで困ったことと言えば… 電話番号が無い(データ通信専用SIM)なので、電話番号を使う認証が通らないことです。
中国のStarbucksで店内Wifiを使おうとしたのですが、電話番号によるナンバー認証が必要でした。この認証が通らずWifiが使えませんでした。

このように、香港SIMで、かつ「中国でも使えるよ」て謳っているSIMを使えば中国国内でもファイアウォールの制限を受けずインターネットを使えます。
私はネットで買いましたが、もちろん香港空港でも買えます。中国移動(China Mobile)のカウンターがありました。
China Unicomのカウンターは無いみたいです。(知らんけど。探せなかっただけかも)

香港国際空港の施設マップはこちらから。
http://www.hongkongairport.com/eng/interactive-map.html

中国移動のカウンターは到着ゲートのフロアにあります。
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香港空港にある、中国移動のカウンター
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一番左の「4G/3G中国国内」を買うと中国でも使えます。10日間1.5GBでHK$148
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中国国内用にVPNサービスも申し込んだ

上記のSIMカードで、中国国内でスマホからの通信はファイアウォールを通過して自由な通信を手に入れられるようになりましたが、現地Wifi経由でインターネットアクセスする場合は制限にひっかかってしまいます。
そこでそのファイアウォールを越えるためのVPNサービスが必要になります。
僕はvyprvpnを出発前に申し込みました。
https://www.goldenfrog.com/vyprvpn

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1ヶ月でUS$13くらいするので安くはないですが、スマホアプリもあるし比較的簡単に接続できるので、おすすめだと思います。
(申込みは日本語が無いので英語で申し込む必要があります。)

2017/12の中国深圳・香港旅行記関連の記事はシリーズになっています。こちらの目次をご覧ください。


中国・深セン旅行記:中国人の振る舞いや国民性がちょっと分かった気がした

2017年12月に中国・深センに行ってきて、中国人について感じたことを書きます。 中国人の特徴は自分では分かっていたつもりでしたが、今回の旅行でいろんな驚きやカルチャーショックがあったので、備忘録的に残しておこうと思いま …

2017年12月に中国・深センに行ってきて、中国人について感じたことを書きます。
中国人の特徴は自分では分かっていたつもりでしたが、今回の旅行でいろんな驚きやカルチャーショックがあったので、備忘録的に残しておこうと思います。
中国は広いので、ここで体験したことが中国のいたるところで見られるわけではないと思いますが、一つの参考にはなると思います。
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人と人の距離感が違う

歩いていてすれ違うときの距離が近いんです。日本の感覚で行くととまどいます。
日本人がこんな感じだとすると

日本人の距離感

 
 

中国人はこんな感じです。距離が近い!

中国人の距離感

避けずにまっすぐ突進してくるので「一戦交える気か!?」と戸惑ってしまいます。
人として認識しているのではなく、単なる障害物としてしか見てないのでは?ていう感じがします。

並ばない、整列しない、譲らない

地下鉄に乗ると実感します。エスカレーターに乗るときは片方を空けたりしないし、電車に乗るときは整列しません。降りる人がいても先に乗り込みます。

クラクションをやたら鳴らす

道路はかなり騒がしいです。頻繁にクラクションの音を聞きます。
僕は交差点で青信号で渡っているときに、赤信号で信号無視してきたバイクにクラクションをならされてビビりました。
自分の身は自分で守らないと…

他人に関心が無い、気を使わない

・電車の中で大声で電話をする
・道路に痰(タン)を吐く
など。

交差点を見ていると、みんな勝手な方向にバラバラに進むし、スマホしながらだし、ギリギリまで避けないし。
電気自転車は自動車道も歩道もおかまいなしに進む。こんなのでぶつからないのが逆に感心する…

中国人はなぜこういう振る舞いをするのか、国の人口を考えればちょっと分かる気がする

これらのことから、僕が中国人をdisってると思うかも知れませんが、そうではありませんw
あくまで日本人と比べて「こういうところが違うな」と客観的に思ったことです。
これらの中国人の特徴は、日本人目線で言うと「マナーが悪い」になるんですが、逆に考えるとこれはこれで中国人のマナーというか「生きていく術」なんだろうなという気がしています。

日本のエスカレーターでは「乗るときは片方を空ける」が常識ですが、最近はエスカレーターを登る行為が危険とされるので
「片方を空けず2列で詰める」
ことが推奨されています。
マナーや習慣も時代によって変化します。
考えようによっては、「片側を空けない中国のエスカレーターのマナーのほうが進んでいる」ということになりますが、どっちが良いとか悪いとかじゃないです。
日本でも、30年ほど前は公共の場所で他人を気遣うことなくタバコを吸うのが普通でしたし、痰(タン)も路上に吐いてました。

中国は13億もの人がいます。
日本では、芸能人の不倫ネタがまるで国民の共通の関心事のように広まります。しかし、仮に中国でそのレベルの話題を拾い出すとキリがなくなる気がします。
単純に人口比で考えると日本の10倍の事件や問題が起こっている計算になるので、いちいち気にしてられないのでしょう。

人が多すぎるため、控えめに生きていては巨大な人口の中に埋没するという意識が中国人にはあるような気がします。自己主張をしなければ誰にも気づかれずに一生を終えてしまう恐れがあります。
そういう意味で、各自のサバイバル意識・自己主張が強い国なんだと思います。同じくらい人口が多いインドもきっとそういう感じなのかなと思います。(インドに行ったことないですが)

中国のテクノロジーがどんどん発達し、世界の中の中国の存在感が今以上に増してくると、こういった社会習慣はどうなっていくのか興味深いです。
今ある先進国並みのマナーに近づいていくのか、それとも
「オレたちが生きている世界が世界標準だ!」
となって中国の習慣のまま発展を遂げるのか。目が離せません。

香港はまたちょっと雰囲気が違う

ちなみに、深センと50kmも離れていない香港ではまた違います。
地下鉄のマナーは日本に近くて、エスカレーターは片方空けるし、ちゃんと整列します。
人と人との距離もそんなに違和感ありません。
やっぱり香港のほうが先に先進国化したからでしょうか?
中国の深センと香港は、日本で言えば京都-大阪くらい近い距離なのに、かなり国民性が違うなと思いました。

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中国・深センの地下鉄ICカード「深圳通」を自動販売機で買う方法

中国・深セン(深圳)の地下鉄は現金でもチケットを買えますが、「深圳通」というICカードを買っておくと便利です。 SuicaやICOCAみたいな「ピッ」と通せるカードです。この深圳通を自動販売機で買う方法を解説しました。旅行に行く前にお読みください。
2017年12月に中国・深センに行ってきました。
中国・深セン(深圳)の地下鉄は現金でもチケットを買えますが、「深圳通」というICカードを買っておくと便利です。
SuicaやICOCAみたいな「ピッ」と通せるカードです。

自動販売機でも買えますので、その方法を書きます。
対面販売で言葉がうまく通じず困るよりはいいかも知れません。

※2017/12の中国深圳・香港旅行記関連の記事はシリーズになっています。こちらの目次をご覧ください。


深圳通は、カードのデポジット50元、チャージ額50元の合計100元を用意すれば買えます。
このような自動販売機が駅にあります。
羅湖に近い深セン駅とか主要な駅にあると思います。

表示言語は中国語だけで英語も書いてません。意味が分かりませんが、直感を信じてボタンを押していきます。





カードのデザインを選んで確定します。

現金で購入する青色のボタンを押します。左のオレンジのボタンは電子マネーによる決済です。

100元を投入します。
確か100元より小さい小額紙幣は不可だったと思います。

無事購入できました。「首页」と書いてある左下のボタンでトップページへ戻ります。

無事購入できた深圳通。

なお、使わなくなったカードを払い戻すのは自動販売機ではできないみたいです。有人窓口にて手続きが必要ですが、すべての駅で取り扱っているわけではないようです。
参考:深セン通の払い戻しは要注意

ハードルが高いので僕はあきらめて持ち帰りました… でも地下鉄料金は十分に安いので、あまり損した感じはしなかったです。

また、中国の地下鉄は改札を通る前に手荷物検査があります。飛行機に乗るときに保安検査で手荷物をX線検査しますが、あれに似たようなやつです。
飲み物をカバンに入れてると通過できませんので、ペットボトルなどの飲み物はあらかじめカバンから出して、係員の人に見せて液体検査を通してもらわなければなりません。
最初、私はこれが分からず、カバンの中にペットボトル飲料を入れたまま通過して、手荷物検査で何やら意味の分からない中国語を浴びせられてビビりました。

※2017/12の中国深圳・香港旅行記関連の記事はシリーズになっています。こちらの目次をご覧ください。


ちなみに補足情報ですが、香港から羅湖を経由して中国に入ったとき、深圳駅の売店で買えるみたいです。
情報元:
深圳で使える交通系ICカード『深圳通』を購入してみた

中国・深セン(深圳)のシェア自転車に乗った。栄枯盛衰も見てきた。

2017/12に中国・深セン(深圳)で見てきたシェア自転車の現状です。 2017/12の中国深圳・香港旅行記関連の記事はシリーズになっています。こちらの目次をご覧ください。 中国で流行っているシェア自転車を初めて使いまし …

2017/12に中国・深セン(深圳)で見てきたシェア自転車の現状です。
2017/12の中国深圳・香港旅行記関連の記事はシリーズになっています。こちらの目次をご覧ください。

中国で流行っているシェア自転車を初めて使いました。僕が使ったのはmobikeというテンセント(腾讯)社資本のシェア自転車です。
mobikeは札幌でもサービスを開始しましたし、サイトも日本語ですので日本人には扱いやすいと思います。
シェア自転車はどこにでもあります。料金は30分1元(17円)なのでめちゃ安いです。街に置かれている自転車を見つけてその場で借りられます。返すときは街の公共スペースならばどこに返しても良いです。

中国・深センのシェア自転車

中国・深センのシェア自転車

日本を出発する前にmobikeのiPhoneアプリをダウンロードして会員登録しておきました。デポジットとして最初に3000円を入金する必要がありました。
シェア自転車サービスを提供している会社は複数ありますが、ofoとmobikeが2大シェアを持っているみたいです。街を歩いた実感ではofoの自転車が多かったです。2大勢力以外の自転車はたまに見かけるくらいで、あまり利用している人はいません。シェア3位以降の企業は倒産が相次いでおり淘汰されてきていますので、今後はofoとmobikeの2大勢力に収れんされていくのではないかと思います。

シェア自転車を借りるときの動画を撮りました。


mobikeの使い方動画。スマホで簡単に使い始められる。

街に置かれている自転車はどれでも借りられますが、壊れかけているものとか、ブレーキが効かないものもあるので、なるべく新しい自転車を選んで借りたほうがいいです。
サドルの位置は変えられないものが多いです。変えられたとしても、乗ってる途中に自分の体重で下がってくるようなヤワな締め付けのものが多くてあまり期待できません。

放置され、打ち捨てられるシェア自転車

自転車の数があまりにも多いので、かなりぞんざいに扱われています。
これ、どんどん溜まっていき公害化するんじゃないだろうか…

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↑地下道に放置されるシェア自転車

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このように、ゴミのようにあちこちに自転車が捨てられています。

淘汰されゆくシェア自転車

シェア自転車サービスを行っている企業はいくつかありますが、すでに淘汰が始まっております。ofoとmobikeの2強以外はほとんどシェアと獲得しておらず採算割れで次々と倒産しているようです。

2017/11/29 中国自転車シェア企業6社倒産、日本進出のofoが経営危機か

これらの「動かなくなった自転車」も放置され回収されることもなく社会のゴミとなります…

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↑99Bicycle(赳赳单车)はレンタル料が無料。どんなビジネスモデルなのか気になる…

シェア自転車bluegogo(小蓝单车)
↑bluegogo(小蓝单车)はすでに倒産。

酷骑单车
↑酷骑单车も倒産

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↑小鳴单车も倒産

自転車の維持にもコストがかかりそう

ofoをメンテナンスしている人たちにも遭遇しました。

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トラックから自転車を運び出しています。

シェア自転車が始まったのは2016年ということですからまだ1〜2年しか経ってないのに、すでにいろいろな問題が出てきてますね。
日本にも広がる予兆がするシェア自転車、どのような発展と衰退をとげるのか興味津々です。

中国には広大な「シェア自転車の墓場」が生まれている──その異様な光景

2017/12の中国深圳・香港旅行記関連の記事はシリーズになっています。こちらの目次をご覧ください。


中国・深センにある世界最大と言われる電気街「華強北」を探検してみた。

2017年12月に中国の深セン(深圳)にある電気街、華強北(华强北、Huáqiáng běi、ファージャンベイ)をうろうろ歩き回ったときのレポートです。 2017/12の中国深圳・香港旅行記関連の記事はシリーズになってい …

2017年12月に中国の深セン(深圳)にある電気街、華強北(华强北、Huáqiáng běi、ファージャンベイ)をうろうろ歩き回ったときのレポートです。
2017/12の中国深圳・香港旅行記関連の記事はシリーズになっています。こちらの目次をご覧ください。

ここは世界最大の電気街で、秋葉原の○○倍とか言われていますが、ほんとうに広かったです。
2日間うろうろあるき回りましたが、すべてを回りきることはできませんでした。

いくつかの建物を探検してきましたので写真を掲載します。

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1. 赛格广场(賽格広場)

華強北のランドマークというべき高層の建物があります。ここの10階くらいまでの各フロアが電子部品などの売り場になっています。

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この賽格広場の西側の南北の道は歩行者専用道路になっており、かなり開けた感じです。香港ほど土地が狭くないのでこれだけ広々とした空間がとれるんでしょうね。
この歩行者道路のおかげで「建物が密集している」という雰囲気ではありません。

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2. 高科德电子市场(高科徳電子市場)

賽格広場の西を南北に通る歩行者広場を北上して、少し西に入るとあります。ここはプロ用?の取扱店が多い印象で、ディープな雰囲気をかもしだしていました。
エスカレータが止まっているし、全体的に暗いし、通路にゴミを散らかし放題で、一般のお客さんを迎え入れるような空気ではなかったです。

高科徳電子市場

高科徳電子市場

高科徳電子市場

3. 龍胜通讯市场(龍勝通信市場)

マクドナルドが入っているビルです。ここはスマホのパーツが全て揃うと言われているので、ここでパーツを買い集めてゼロからスマホを組み立てることも不可能ではないらしいです。
とにかく広い。
龍勝通信市場
龍勝通信市場
龍勝通信市場

4. 新天地通讯电子市场(新天地通信電子市場)

もっともディープな建物らしいです。
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価値があるのか無いのか分からないガラクタが並べられています。
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ショーケースが置かれている店だけでなく、このように普通の電子工作室っぽい会社も入っていました。
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このほかにもいっぱい建物があります。この華強北の地域はどの建物もこんな電子部品や電気製品を売ってる建物ばかりで、フロア内は店が密集しています。売られているのはどれも似たり寄ったりで飽きてきます。
「どこまで続くねんこの通路…」と思いながら電子部品の海を泳いでいくのでした。

2017/12の中国深圳・香港旅行記関連の記事はシリーズになっています。こちらの目次をご覧ください。


中国・深圳から香港へ戻る:福田口岸経由のイミグレーションの方法を解説

2017/12/7に香港から中国の深圳(深セン、shenzhen)に入り、12/12に香港に戻りました。 深圳から福田口岸を経由して香港の元朗(Yuen Long)へ戻りました。その行き方、イミグレーションの手続きについ …

2017/12/7に香港から中国の深圳(深セン、shenzhen)に入り、12/12に香港に戻りました。
深圳から福田口岸を経由して香港の元朗(Yuen Long)へ戻りました。その行き方、イミグレーションの手続きについて書きます。
2017/12の中国深圳・香港旅行記関連の記事はシリーズになっています。こちらの目次をご覧ください。

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福田口岸は深圳地下鉄4号線の終着駅とつながっているのでアクセスしやすいです。それでいて羅湖口岸よりも待ち時間が少ないというウワサです。
福田口岸
福田口岸

中国出国

出国手続きの窓口で用意するものは
・パスポート
・中国入国時に書いた入国カードの半券
です。香港入国時にもらった香港の半券(写真右上)は必要ありませんでした。
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出国窓口を抜けると、長い橋を歩いて渡ります。これが国境を超える橋です。
日本にいると、「歩いて国境を超える」という体験はできないので不思議な感覚です。

福田口岸

福田口岸

橋を渡りきると香港の入国窓口が待ってます。
福田口岸

香港入国

香港入国検査の窓口では
・パスポート
・香港入国カード
を出します。香港入国カードは備え付けの用紙をもらって書きます。日本から香港に移動するときに飛行機の中で書いた入国カードと同じものです。
数日前に香港入国時にもらった半券(まんなか)は必要なかったです。これは返さなくていいみたいだな。

そしてこの香港入国で、また新しい別の半券をもらうのであった。

香港側に出るとそこは「落馬洲」(落马洲、Luoma Zhou)という駅につながっていて、ここから香港中心部に行けます。
僕は鉄道を利用せず、75番のミニバスで元朗(Yuen Long)という場所に向かいました。
HK$7.90(120円)です。オクトパスカード使えます。15分に1本くらいでてます。

元朗

2017/12の中国深圳・香港旅行記関連の記事はシリーズになっています。こちらの目次をご覧ください。


香港から中国・深圳へ:深圳湾口岸経由のイミグレーションの方法を解説

香港から深圳湾口岸を経由して中国へ入国しました。その行き方、イミグレーションの手続きの方法について解説しています。 屯門からB3Xのバスで深圳湾口岸へ渡ります。深圳湾大橋はとても眺めが良いです。オクトパスカードで乗れます。
2017/12/7に初めて深圳(深セン、shenzhen)に行きました。
香港から深圳湾口岸を経由して中国へ入国しました。その行き方、イミグレーションの手続きについて書きます。
2017/12の中国深圳・香港旅行記関連の記事はシリーズになっています。こちらの目次をご覧ください。

香港の屯門からイミグレーションがある深圳湾口岸へバスで移動した

香港の屯門(TuenMun)からバスに乗りました。
深圳湾口岸行きのバスB3x
深圳湾口岸行きのバスB3xです。15分おきくらいに出ているようです。
香港の交通カード「オクトパスカード」が使えます。僕が乗ったときは$11HKD(160円)でした。深圳湾口岸まで30分弱で行けます。
<参考>深圳湾口岸行きの城巴B3X線 世界バス轉運站
バスの2階席からの長めは最高です。
全長5kmの深圳湾公路大橋を渡るときは「これから中国に入国するんだ!」というテンションがあがります。
YouTube動画がありましたので貼っておきます。

深圳湾口岸
深圳湾口岸は1つの建物の中で
「香港からの出国」
「中国への入国」
の両方ができる「一地両検」です。
羅湖口岸や福田口岸などを利用した中国入国よりも短時間で通過できます。
順路にしたがって進みます。

深圳湾口岸で香港出国の手続きをする

まず、出国手続きの窓口で用意するものは
・パスポート
・香港入国時に書いた入国カードの控え ※1
です。香港入国時にもらった半券のようなもの(※2)は渡す必要がありませんでした。

香港への入国時に預かった入国カードの控え
※1 香港への入国時に預かった入国カードの控え
※2 香港入国時にくれた半券はもう必要なし

深圳湾口岸で中国入国の手続きをする

香港出国手続きを終えてさらに進むと、中国入国検査の窓口があります。
ここで
・パスポート
・中国入国カード
を提出します。中国入国カードは用紙をもらって書きます。提出後、窓口で入国カードの半券を戻してもらうので、これを帰国するまで保管します。
深圳湾口岸
無事中国側に出れました。

深圳湾口岸は鉄道の駅とはつながってません。
(2019/11時点では駅を建設中でしたので、地下鉄がまもなく開通すると思います)
僕はここからタクシーに乗ったので公共交通機関については良く知らないのですが、
深圳市街へ行くにはバスがいろいろ出てるみたいです。

<参考>
深圳湾口岸公交车站_深圳湾口岸公交站点_经过深圳湾口岸的公交 深圳公交查询

2017/12の中国深圳・香港旅行記関連の記事はシリーズになっています。こちらの目次をご覧ください。


おわり

中国深セン旅行記。日本が置いてけぼりを食らう未来が見えたので、僕は中国語を学ばなければならない。

2017/12/7〜12 の6日間、中国深圳(シンセン、Shenzhen)に行ってきました。位置は香港のすぐ北にあります。中国は2006年に上海に行ったことがありますが、深圳は初めてです。 2017/12の中国深圳・香港 …

2017/12/7〜12 の6日間、中国深圳(シンセン、Shenzhen)に行ってきました。位置は香港のすぐ北にあります。中国は2006年に上海に行ったことがありますが、深圳は初めてです。

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2017/12の中国深圳・香港旅行記関連の記事はシリーズになっています。こちらの目次をご覧ください。

深圳は中国の中でもハイテク化が進んでいるところで、
・世界最大と言われる電気街
・シェア自転車
・電子マネー決済でキャッシュレスな社会
がよく話題にのぼります。

ここ30年で人口が30万人から1400万人に増加した爆速進化都市です。
1980年に経済特区に指定されてから人口が爆発的に増え、現在は中国で北京市、上海市、広州市に次ぐ4位の都市になっています。
こんな急激に発展した都市は日本には無いので、「どうなっているのだろう?」という単純な興味で行ってみました。
最近、深圳に関するブログ記事が目につくようにもなって、日本人もこの都市が気になっている気がします。

こんな記事を旅行前や旅行中に発見したので読んでました。

地下鉄も爆速で成長しているのが分かります。
こんなペースで地下鉄って作れるんだ…びっくり。
そして今なお路線拡張中です。

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地下鉄路線の成長の跡
http://hongkongshenzhen.seesaa.net/article/439902478.htmlより

世界最大?の電気街

秋葉原をはるかにしのぐ大きさの電気街があります。「華強北(华強北、ファージャンペイ)」という地域です。
うろうろ歩きまわりましたがどこから始まってどこまで続くのか分からないほど大きかったです。

秋葉原ほどサブカルチャー的な要素はなく、ほとんどが電気製品や部品などの店。
2日間歩きましたが全部回りきれませんでした。全貌は分からずじまい。

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スマホでキャッシュレス決済

レストランや小売店はほぼすべての店でWeChatPay(微信)のスマホアプリ決済ができます。ただ、このスマホアプリがないと死ぬかというとそうではなく、現金決済もできます。
旅行に行く前に「WeChatPayは必須」という記事をたくさん見たので、現金は使えないのかと思ってましたが実際は使えました。ネット上に落ちてる記事は誇張に満ちた表現ばかりで100%信じたらダメだなあと思いました。WeChatPayは必須ではないです。
現地で泊めてもらったAirbnbホストも
「WeChatPayあれば確かに便利だけど、現金でも払えるから心配しなくていいよ」
て言ってました。
街でよく観察していると、老人は電子決済を使わず現金で支払っているケースが多かったです。
また、百貨店の地下にあるレストランでは、WeChatPayに対応していなかったので現金で支払いました。

つまり旅行者は
「WeChatPayはあれば便利。現金は必ず持ってないといけない」
ということだと思います。

私は、Airbnbホストに現金1000元(17000円)を渡しWeChatPayにチャージしてもらいました。(中国の銀行口座を持たない外国人は自力ではチャージできないため)
WeChatPayで支払うと、以下のように支払い通知が届きます。

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WeChatPayで支払うと、決済完了のメッセージがスマホに届く。

シェア自転車

シェア自転車サービスを提供している会社は複数ありますが、ofomobikeが2大シェアを持っているみたいです。街を歩いた実感ではofoの自転車が多かったです。2大勢力以外の自転車はたまに見かけるくらいで、あまり利用している人はいません。シェア3位以降の企業は倒産が相次いでおり淘汰されてきていますので、今後はofoとmobikeの2大勢力に収れんされていくのではないかと思います。

私は日本出発前にmobikeのサービスをあらかじめ契約しておりました。mobikeは札幌でもサービスを開始しましたし、サイトも日本語ですので日本人には扱いやすいでしょう。
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mobikeの使い方動画。スマホで簡単に使い始められる。

ここから先は、旅行して感じた私の考察になります。

日本は中国に負けたのか?

GDPではとっくに負けています。2010年ごろに日本は中国にGDP2位の座を明け渡し、今では倍以上の差をつけられています。
「いやいや日本は負けてないよ」というのもまた真理かと思います。ですがそれは各論での話です。
国の勢力を測る重要指標であるGDPですでに負けているということです。
ですので、私は「日本は中国に負けている」と思います。
でもこれは考えれば当然のことです。1.3億の人口の国と、13億の人口の国。10倍も開きがあるんですから負けるのは当然です。悲観することはありません。
日本が勝とうと思うと1人で10人分の仕事をしなければなりません。

でも私は勝った、負けたを問題にしたいわけではないです。国レベルの比較をしても、私個人の生き方には関係しないからです。
私自身の関心は
「システムエンジニアである自分の食いぶちを確保するために、今後、中国を意識しないといけなくなるかどうか?」です。
答えはYesです。
中国に負けたとか、中国人が嫌いとかそういう感情がたとえあったとしても、そんな感情だけで視界から中国を排除してはいけない。
自分のビジネスにおいて中国をパートナーとして認識しなければ生きていけないのではないかと思ったのです。

ITの分野では、現在はアメリカが先頭を走っています。私たちはmicrosoft製のOSを使い、Apple製のスマホを使い、インターネットの世界では、英語圏で生まれた新しいツールやテクノロジーを使っています。だから私たちは英語を重要視し、
「エンジニアたるもの英語はできなければならない」
と刷り込まれてきましたし、若い人たちにもそういう説教をしてきました。
英語ができるとITのビジネスを有利に進めることができるのです。
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かたや中国。
ドローンの世界シェアNo.1企業DJIは深圳にあります。
同じく深圳に本社があるインターネット関連企業テンセント(腾讯)は、時価総額がfacebookに次ぐ世界6位です。2018年に50階建ての新本社ビルを300億円かけて建設するそうです。
スマホで最近シェアを拡大してきたファーウェイ(HUAWEI、華為)は、年間売上が8兆円ある巨大企業です。

かつては中国の企業が、日本に追いつけ追い越せとばかりに優れた日本人技術者を欲しがり高待遇で迎え入れました。
しかし今はそういう「自分たちが持たない技術を持っている」日本人は求められておらず、中国の企業には
「日本からは学ぶところがなくなったからそういう人材はいらない」
という自負があるように見えます。

深圳のレストランで募集していた求人の給与条件を見てみると、だいたい日本の半分くらいの報酬額でした。ただし深圳は物価も給与水準も現在進行中で上がっています。現時点では半分かも知れませんが、近い将来日本に並び、そして追い越される日が必ず来ると思います。

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中華食堂の求人。1元=17円だから17倍すれば日本円になる。

そうなるとどうなるか?
「中国人が羨望の目で見ていた日本人技術者」は「自分たちより安く雇える、使い勝手のいい技術者」になります。
過去に日本が中国に対してアウトソースしていたという状況が逆転し、中国様の言うことを聞く下請け業者になるのです。
中国が先頭を走り、その恩恵を私達日本人が受けるという構図になります。
言うまでもなく、中国語を理解する者が「イケてるエンジニア」になります。

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中国の経済発展をまのあたりにして、「何年後か分からないけど、そういう未来が来る」と思いました。
深圳の地下鉄が爆速で発達している、そういうポテンシャルを中国人が持っていることをかんがみると、私達が思っているよりもずっと早くその時代は来るかも知れません。

中国の成長速度はめざましく、様々な分野で日本を追い越そうとしています。
ITは模倣しやすく短期間で成果が出やすいので、おそらく真っ先に食われる分野なのだと思います。
現地のAirbnbホストが語っていました。
「中国人は短期間で成果が出る金儲けは得意だが、じっくり時間をかけて利益を生むようなプロダクトを作るのは弱い」そうです。
化粧品は依然として日本製のものが大人気です。中国人には簡単にはマネできないということなのでしょう。
衣料品はユニクロが人気でしたが、これも「品質がいいし長持ちする」から多少高くても人気があるということみたいです。
アニメキャラクターもドラえもんやハローキティなど日本のものが幅をきかせている感じでした。これはおそらく、中国人が昔見ていた日本アニメが生活に根付いており、そのブランド力が発揮されているのでしょう。

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中国はどんどん日本の得意分野を脅かしてくると思う。

ただし、これらの分野の優位性も中国に奪われるのは時間の問題だと私は思います。
建設とか自動車は、日本と中国が今どういう状況になっているか知らないので私は語れないですが、こういうのもきっと中国にかなわなくなる日が来るのでしょう。
中国には膨大な数の人がいます。経済発展が進むにつれ、莫大な人口の中から超優秀な人が台頭してきて日本の牙城が崩されてくるに違いありません。

中国語を学ぶといいことがあるかも知れない

このような理由で
「僕は中国語を学びたい(ただし続けられる強い意志があるとは言ってない)」
のですが、中国語を学ぶメリットがもう一つあると思ってます。

深圳の住民はほとんど英語ができませんでした。スターバックスなどの外資系では英語で注文できましたが、ローカルフードな店はダメです。電気街の店員も英語ダメです。
レストランのメニューの11番目を注文したくて「ナンバーイレブン」て言いましたが理解してもらえませんでした。たぶん4以上の数字は知らないのではないか?というレベルです。
ちょうど私達日本人が中国語をほとんど知らない、ロシア語をほとんど知らないというレベルで彼らは英語を知らないです。義務教育でやらなかったんだろうか?

一方、欧米人は中国語が全然できません。彼らが外国語として漢字を覚えるのはとてもハードルが高いと思います。
実際、コミュニケーションがうまくできないからか、香港には欧米人がいっぱいいるのに深圳ではほとんど見ませんでした。

つまり何が言いたいかというと、
「漢字の国の人である日本人は、中国語を習得するのに有利な位置にいる」
ということです。
また、欧米人との架け橋になれる可能性を秘めています。
「日本人であることを活かしたなんらかのチャンスがあるのではないか?」という気がしています。

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日本人は中国人と欧米人の間の架け橋になれる可能性がある。

以上、読んでくださりありがとうございました。
初めての深圳旅行を通じて感じたことを書いてみましたが、これ以外にも現地情報や香港からの越境手段などのノウハウについていろいろ書いています。
2017/12の中国深圳・香港旅行記関連の記事はシリーズになっています。こちらの目次をご覧ください。


4月21日

彼に会おうと思ったのは 「そのうち楽しいことがやってくるから。つらいことはいつまでも続かないから。生きていればね。」 というメッセージを伝えたかったんです。 小さなことでもいいから幸せを見つけると、その分1つのつらいこと …

彼に会おうと思ったのは
「そのうち楽しいことがやってくるから。つらいことはいつまでも続かないから。生きていればね。」
というメッセージを伝えたかったんです。
小さなことでもいいから幸せを見つけると、その分1つのつらいことを忘れられる。
僕はそんな小さな幸せをなるべく見つけるようにして、つらいことを忘れるようにしています。
「美味しいものでも食べて、楽しく会話して笑っていよう」
それは、根本解決にはならないけど、つらいことをひとときでも忘れられるんじゃないかな、と。
あまり美味しいものも食べていない様子だったので、4/21の木曜日に彼の家に行くことにしました。

彼が、ここ数ヶ月の間に女性関係でこじらせてしまったことは、周りから見たら褒められることではありません。
彼もその罪を自覚していました。しかしそれを償う方法を見失ったまま、沼から抜け出せず病んでしまいました。

誰かが彼を救えたのか?
たぶん誰も救えなかったような気がします。
救えるとしたら、それは「彼の時間を3ヶ月前に戻すことができる者」だけです。
それができたら彼はやりなおせたでしょう。
しかし進んでしまった時計の針は、もう元に戻すことはできません。

この日の彼は無邪気でした。
(正確にいうと、躁うつ病症状のため感情を完全にコントロールできていない、という感じでした)
好きなあの子からLINEが来なくてしょんぼりしたり、彼のお嫁ちゃんとの昔の写真を見て、何かを思い出したのか急に泣き出したり。
お昼ごはんを「おいしい」と言って食べてくれたり、お気に入りの曲をかけて口ずさんだり。

そんな中、ふと部屋の隅に目をやって
「上村さん、あそこにロープがかけてあるでしょ? いつでも死ねるよう準備をしているんだ」
「死ぬのは怖くないよ?でも中途半端にやると死ねないからうまくやらないと」
「こうやってやるんだよ」
と、ロープを首にかけ、自殺するマネをしました。
「あの子といっしょに心中することも考えてる」
僕はかける言葉を探しましたが結局何も言えませんでした。

僕は彼の家で自分の仕事をしようと思って仕事の道具も持ってきたし、彼も遅れている仕事があるので、僕の方からはあまり喋りかけないようにしていたのですが、彼は饒舌に話しかけてきました。

あとになって思ったのですが、「やっぱり話し相手が欲しかったのかな?」と思いました。
彼の家は立派な一軒家で、閑静な住宅街の中にあるのですが、駅から遠くて気軽に遊びにいけるところではありません。
外部の人間とあまり会うことがない環境が、病気の進行を早め、良くない影響を及ぼしたのかも知れません。

夕方に彼の家を出ました。僕は夜にアイドルのライブを見に行きたかったのでそれに間に合うように。
彼がクルマで田尾寺駅まで送ってくれました。
「今からだと、急げば1本早い電車に乗れるから」
そう言って、クルマを飛ばしました。
別に急ぐ必要なかったのに。

駅までの道のりは5分くらい。短い時間でした。
僕は、できることならばもう少し会話したかったのです。仕事中は話しかけるのは憚られるのですが、送迎中は遠慮なく話せるので。
でも、彼にとっては十分だったのかも知れません。
「僕はもう十分楽しんだから、あとは一刻も早くキミの時間を楽しんでおいで」
そういう態度にも見えました。

駅に着きましたが、一本早い電車の到着はすぐ迫ってきていました。
僕は最後に、ちょっとあわてた感じで
「じゃ、また。生きようぜ」
と言ってドアを閉め、別れました。
彼はやさしく微笑んでいました。


findコマンドの便利な使い方

カレントディレクトリをファイル名で検索する find . -name "hoge.txt" 検索結果のファイルの時刻や権限などを出力する詳細モード find . -name "hoge.txt" -ls ファイルのみを出 …

カレントディレクトリをファイル名で検索する

find . -name "hoge.txt"

検索結果のファイルの時刻や権限などを出力する詳細モード

find . -name "hoge.txt" -ls

ファイルのみを出力する。-type f
※ディレクトリのみは -type d

find . -type f -name "hoge"

3日前から今までの間に更新されたファイルを検索する。-mtime ○

find . -mtime 3

3日以上の過去に更新されたファイルを検索する。-mtime +○

find . -mtime +3

検索結果に対してchmodコマンドを実行して権限を変更する。

find . -name "hoge.txt" -exec chmod 600 {} \;

参考
findコマンドで覚えておきたい使い方12個 | 俺的備忘録

find コマンド | コマンドの使い方(Linux) | hydroculのメモ