2019/11に中国・西安に旅行したときのレポート第2話目です。
この旅行記はシリーズ記事になっています。目次はこちらから。
西安から華山へ日帰り登山旅行
中国 華山でググったら分かりますけど、この華山(华山、Huàshān)は超危険な山で有名です。崖っぷちの登山道がある、めちゃくちゃインスタ映えする(笑)山です。
中国五大名山の1つです。
西安から日帰りで行けます。
しかし乗換を多く必要とするので行程は複雑です。
高速鉄道で西安から華山北駅へ
西安から華山へは、高速鉄道かバスを使って行くことができます。
行きは高速鉄道を使っていくことにしました。
前日に西安北駅で高速鉄道のチケットを窓口で買ってました。
当日でも買えると思いますが、事前に買っておいた方が安心です。
僕は11月に行きましたので閑散期でしたが、8月などシーズンだと混雑が予想されますので前もって買っておいた方がいいかもです。
西安北駅のチケット窓口の数は少なく、長蛇の列になってました。30分くらい並んだと思います。
行きは高速鉄道を使っていくことにしました。
前日に西安北駅で高速鉄道のチケットを窓口で買ってました。
当日でも買えると思いますが、事前に買っておいた方が安心です。
僕は11月に行きましたので閑散期でしたが、8月などシーズンだと混雑が予想されますので前もって買っておいた方がいいかもです。
西安北駅のチケット窓口の数は少なく、長蛇の列になってました。30分くらい並んだと思います。
窓口でこういうメモを渡します。
必要事項を書いておくと、特に何も聞かれずスムーズに買えました。
・列車の発車日時
・列車番号
・人数
・片道 (単程)
・グレード (2等)
パスポートを提示する必要があります。
54.5元(820円)でした。日本の新幹線より1/3くらいの値段で買えるので安い。
事前にtrim.comでも買うことができます。
詳しくはこちらで解説しました。
https://toyao.net/wp/20191106-railway/
必要事項を書いておくと、特に何も聞かれずスムーズに買えました。
・列車の発車日時
・列車番号
・人数
・片道 (単程)
・グレード (2等)
パスポートを提示する必要があります。
54.5元(820円)でした。日本の新幹線より1/3くらいの値段で買えるので安い。
事前にtrim.comでも買うことができます。
詳しくはこちらで解説しました。
https://toyao.net/wp/20191106-railway/
買えたチケット。
7号車の05Bという2等座席
右上にある检票(検票)のA13は、待合所の番号です。
駅の改札から中に入ったときに、だだっぴろい待合室が各所にあり、それぞれに番号がついていますので、それを探して該当の待合所で待つことになります。
7号車の05Bという2等座席
右上にある检票(検票)のA13は、待合所の番号です。
駅の改札から中に入ったときに、だだっぴろい待合室が各所にあり、それぞれに番号がついていますので、それを探して該当の待合所で待つことになります。
自動改札もありますが、これは多分外国人には使えません。有人の窓口に行きましょう。
中に入るとだだっ広い待合所ゾーンが待っています。お店やレストランもあるので食事もできます。
駅と言うより空港に近いイメージです。
プラットフォームへ通じるゲートは、発車時刻の20分前くらいに開きます。
時間に余裕をもって行動しましょう。
ゲート通過時も係員にチケットとパスポートを見せる必要があります。
自分の座席を調べて乗り込みます。
西安から華山北駅まで120kmの距離がありますが時間的には40分~50分くらい。速い。
華山北駅から華山観光のゲートウェイとなる旅客センターへ
華山北駅からは、まず華山の旅客センター(华山游客中心)に行きます。無料のシャトルバスがあると聞いていたのですが、どこから出発するか分からず。
さまよって時間を浪費してしまいそうだったので、結局タクシーを使いました。
この駅の付近で客の呼び込みしてます。
「華山の入場券つきで○○元で乗せてやるよ」的なやつ。
うさんくさい感じが満点でしたが、おにいさんの熱意に負けて結局乗ることに。
スマホの翻訳アプリを使って一生懸命コミュニケーションとってくれました。
・タクシー代20元(300円)
・ロープウェー、連絡バス、華山入場料セットで260元(3900円)
をここで支払いました。
けっこうな大金なので心配でしたが…
(兄ちゃんがうまいことを言ってぼったくろうとしてるんちゃう?的な心配が拭えませんでした)
結果的にはいいお兄ちゃんで、いろいろ良くしてもらいました。ぼったくりもなかった。
ここで、タクシー兄ちゃんの指示に従って、
ロープウェー、連絡バス、華山入場料セットで260元(3900円)
を支払いました。
購入後、ふたたび同じタクシーに乗って旅客センターへ。
そこでタクシーのお兄ちゃんと別れました。
旅客センター(华山游客中心)のチケット売り場。(售检票大厅、Shòu jiǎnpiào dàtīng)
華山の観光はこの旅客センターから始まる、ターミナルのような場所です。
この時点で午前9時
本来ならばここで華山に入るためのチケット類を買います。
僕らは先ほど民間のチケットカウンターで買ったからここはスルー。
値段は同じでした。
華山の観光はこの旅客センターから始まる、ターミナルのような場所です。
この時点で午前9時
本来ならばここで華山に入るためのチケット類を買います。
僕らは先ほど民間のチケットカウンターで買ったからここはスルー。
値段は同じでした。
・入山チケット 160元
・行き:北峰ロープウェーまでの連絡バス 20元
・行き:北峰ロープウェー80元
・帰り:西峰ロープウェー140元
・帰り:西峰ロープウェーから旅客センターに戻るまでの連絡バス 40元
合計440元(6600円)。高いですね。
中国人からしたらかなりの高額だと思います。日本人の感覚に換算すると多分2~3万円くらいかかるイメージだと思う。
中国は食事とか鉄道、タクシーなど生活に密着した価格は驚くほど安いんだけど、こういう娯楽、観光系の料金はめちゃ高い。
日本とは政治方針の違いなんだと思う。
でも、こういう体制のほうが「金持ちから取る」的な税徴収ができるから国策としては間違ってないのかも知れない。
購入したチケットすべて。
上から
・入山チケット 160元
・行き:北峰ロープウェーまでの連絡バス 20元
・行き:北峰ロープウェー80元
・帰り:西峰ロープウェー140元
・帰り:西峰ロープウェーから旅客センターに戻るまでの連絡バス 40元
上の3つは登山前に民間のカウンターで購入。
下の2つは乗る前にその都度現地で買いました。
もちろん全部まとめて旅客センターで買うこともできます。
上から
・入山チケット 160元
・行き:北峰ロープウェーまでの連絡バス 20元
・行き:北峰ロープウェー80元
・帰り:西峰ロープウェー140元
・帰り:西峰ロープウェーから旅客センターに戻るまでの連絡バス 40元
上の3つは登山前に民間のカウンターで購入。
下の2つは乗る前にその都度現地で買いました。
もちろん全部まとめて旅客センターで買うこともできます。
旅客センターからいよいよ山に入っていく
旅客センターから北峰ロープウェー行きの連絡バスに乗ります。20分くらい。20元です。
西峰ロープウェー行きのバスもありますが、私達は北峰から入るコースを取りました。
行き先を確認して間違えないようにします。
バスに乗ってから北峰ロープウェイに乗るまで。
9:30にバスを降りてからロープウェイ乗り場までは少し歩きます。
ここで食べたbianbian面がめちゃうまかったです。
山のほうを見上げると、ロープウェイのゴンドラが小さく見えます。
あんなところを通るのか。
絶景のロープウェイ
10:00にロープウェイに乗りました。ロープウェイというよりゴンドラですね。スキー場によくあるやつ。
これで急峻な山の谷間を抜け一気に北峰まで向かいます。
8分くらいですがあっと言う間です。
よくこんなところにロープウェイ通したなと思います。
華山への登山開始
10:15登山開始。ここで標高1600mくらい。途中、急すぎる階段(天梯)を登ります。
この階段以外にも迂回路はあるので心配しなくても大丈夫ですが、こういう場所で軍手があるとはかどります。
トイレはわりとたくさんあります。ただし、紙がないので自分で持っていく必要があります。
また、水がないので手は洗えません。
ティッシュはたくさん持っていっておきましょう。
売店も要所要所にあって便利です。飲み物は事前に買い込んでおかなくてもなんとかなります。
山なので値段は少し高いですが、日本で買うくらいの値段で買えます。
両側が崖!最大の難所 苍龙岭(蒼龍嶺)
険しい馬の背に入っていきます。苍龙岭(蒼龍嶺)という峰の上を登ります。
道は階段で整備されているし、手すりもあるので思ったより怖くないです。
ただ、ずっと急な階段が続くのでここを登り切るのはかなりしんどいです。
華山頂上へ向かう行程の中で一番の難所であり見どころでしょう。
振り返ると見晴らしの良い景色が広がっています。
この蒼龍嶺は上り専用です。下りの人は別のルートを通って降ります。
つまり蒼龍嶺は、北峰ロープウェイを使って登るルートでないと通れません。西峰ロープウェイで登って北峰に抜ける逆コースだと無理なんです。
僕が北峰ロープウェイコースから入るコースを選んだのはこのためです。
さらに上を目指します。
途中、南京錠を取り付けている鎖をいくつも見かけます。
日本でも見たことがありますが、これは一種の願掛けで、恋愛成就とかそういうやつでしょう。
しかしこんなところで鍵を売っている中国人… 商魂たくましい。
鍵は1つ700円くらいからあったと思います。大きさも何種類かある。
登山客も多いので、取り付けられている南京錠の数もスケールが大きい。
中峰に到着しました。(海抜2037m)
時刻は12時過ぎだったから登山をはじめて2時間。
11月初旬でしたが、晴れてたからかそんなに寒くなく、長袖Yシャツで過ごせました。
一応防寒具は持っていってましたが。
ここが頂上ではなく、最高峰は更に100mくらい高い南峰になります。
しかしいったん下ってからまた登るルートなので実際の高低差はもっと大きくなります。
この周辺はほぼ頂上付近になり、登山道が蜘蛛の巣のように整備されており、時間に合わせていろいろなコースが楽しめます。
東峰(东峰)に行くのはしんどいからやめて、直接南峰をめざしました。
登山道がどんなふうになっているかは、高徳地図 で確認できます。
華山のクライマックス・長空桟道
さて長空桟道(长空栈道)です。世界でも類を見ない危険な道。絶壁に吸い付くようにして板の上を恐る恐る歩いて渡る道です。
僕らは
ここを通るのに30元かかります。また、順番待ちの列ができているので、通るのに時間がかかりそうです。1時間くらい並ぶこともあるそうです。
この道は行き止まりになっており、終点まで行くと引き返すことになります。
登山道とは分岐した道ですので、頂上へ行くのに無理にここを通る必要はありません。
長空桟道について詳しくはこういう動画を見たらイメージできると思います。
国外老妹体验华山悬崖边栈道,看到我两腿直发抖
長空桟道の入り口付近でこんなフォトサービスやってました。
合成で絶景写真…
中国人の商魂のたくましさはほんとに感心します。
華山山頂の南峰に到着
13:10 華山のピーク、南峰に到着しました。標高2160m。北峰ロープウェイを降りて登山を始めてから3時間、500m登りました。
意外と早く着きました。
頂上付近はあまり広くないので人が押し寄せてる状態。オフシーズン(11月)でこれだから夏とかすごそう。
僕らは3時間かけてここまで来ましたが、西峰ロープウェイを使うとほぼ山頂付近まで登って来られるので、体力に自信がない方でも来れます。
実際、このピークだけは他の場所よりも明らかに人が多く混雑していました。
こんなところでも携帯電話は繋がります。
周りをみると絶景です。これぞ中国という独特の景色が広がっています。
お天気も良くて最高でした。
西峰山頂には寄らず帰途につきました。
ここも西峰ロープウエイ駅に近いので人が多い。
途中の屋台で潮汕牛肉丸汤というスープを頼んだのですが、詐欺っぽくて笑えました。
20元(300円)したのに…これは高い!
帰りは西峰ロープウェイから
14:10 下山は西峰からのロープウェイに乗りました。登り始めてからここまで4時間弱で来れたので意外と早く着きました。東峰とか西峰とか長空桟道とかに立ち寄っていたらもっとかかっていたはずですが、僕たちは中峰、南峰だけしか立ち寄らなかったので早かったのだと思います。
こちらは北峰ロープウェイよりも値段が高い140元(2100円)。
高低差も距離もこちらのほうが長い。2013年から営業を始めた新しいロープウェイです。
これができる前はみんな北峰ロープウェイを使うしかなかったので、山頂まで自分の足で行ける人もそんなに多くなかったのでしょう。
このロープウェイは山の岩盤をくり抜いたトンネルの中に駅があり、そこから飛び出す造りになってて迫力あります。
ほんとにこんなところによくロープウェイ作ったなぁ。
14:30にロープウェイの麓の駅について、そこから連絡バスに乗ります。
ロープウェイを降りてからバスの発着場まで1kmくらい歩かされます。
この間、横にはジェットコースターがあったりして、アミューズメントパーク化してます。
歩くのに疲れた人はジェットコースターに乗れば楽ができるという商売です。しっかりしてる。
バスは40元で45分。最初に訪れた旅客センター(华山游客中心)に戻ります。
15:30 旅客センターに戻ってきました。
ここから西安に帰るわけですが、高速鉄道で帰るならば華山北駅まで行かねばなりません。 移動時間はかかりますが、この旅客センターから西安に帰るバスがあると聞いていたので探しました。
バスがあるにはあったのですが、すごくアバウトな運行でした(笑)
バスのスタッフのおねえさんに聞いてみたら
「西安行きバスあるよ。40元」
と言われて払ったのですが、これが僕が想像したようなバスではありませんでした。
時間になったら出発する定期バスという感じではなく、
団体を乗せてきている西安からの団体バスの運転手に直接交渉して、空席があったら相乗りさせてもらうシステム。
ヒッチハイクかよ。
団体バスを乗り合いバスに変えてしまうという、予想の斜め上を行く運行にドキドキしましたが、バスをたらいまわしにされた上16:30頃になんとか乗ることができました。
しかしなかなかのドキドキ体験でしたw
バスは2時間かけて西安の中心部、鐘楼まで走りそこで降ろされました。
ハイシーズンだともしかしたら定期運行バスがあるのかも知れませんが、この奇抜な運行はオフシーズンだったからですかね?
貴重な体験ができました。
西安市街に戻ってきたのが18時過ぎ。朝、西安北駅を出たのが7:30ですから、11時間ほどの日帰り旅行でした。
第2話おわり
2019/11 中国旅行ブログもくじ
第10話
中国・深圳(深セン)のMakerFaire Shenzhen 2019。個性あふれる出展
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