2019/11に中国・西安に行ってきました。そのときのレポート第3話目です。
この旅行記はシリーズ記事になっています。目次はこちらから。
西安旅行3日目は兵馬俑(兵马俑、Bīngmǎyǒng)に行きました。
兵馬俑は兵士の人形が大量に埋設されている遺跡で、世界遺産にもなっています。
紀元前200年前の秦の始皇帝の墓と一緒に造られたと言われています。
西安から兵馬俑博物館への行き方
西安駅前から游5(306)のバスに乗って兵馬俑へ、という知識は得ていたのですが、いざ行ってみるとそんなバスはありません。工事のためかバス路線体系が変わっており、バス停が少し離れたところにあり番号も914・915番に変更になっていました。
西安駅の少し東側にバス停があります。
高徳地図
午前7:00。915番のバスに乗りました(緑色のバス)。
一人9元(140円)。1時間くらいで着きます。かなり安い。
914番でも行けるみたいです。
青いバスも止まっており、これは民間の別のバスです。915に乗ろうとする客を無理やり客引きしてました。
こちらは一人10元みたいでそんなに値段は変わらないので、どちらに乗ってもいいと思います。
バスは満席になると発車するシステムで、定時運行ではないです。
したがって、どっちのバスに客が多く乗ってるかを観察して、早く発車しそうな方に乗るのが賢いかも知れません。
普通の路線バスですので途中のバス停にも止まります。
バスは兵馬俑博物館の東側(ちょっと離れたところ)に止まります。うっかりしていると乗り過ごすので地図を追いながら注意していた方がいいです。僕はうっかり乗り過ごすところでした。
兵馬俑(ビンマーヨウ)てアナウンスを注意深く聞いておいてください。
バスは兵馬俑博物館の東側(ちょっと離れたところ)に止まります。うっかりしていると乗り過ごすので地図を追いながら注意していた方がいいです。僕はうっかり乗り過ごすところでした。
兵馬俑(ビンマーヨウ)てアナウンスを注意深く聞いておいてください。
兵馬俑博物館に到着
博物館入場門に続く道の途中でザクロジュース(石榴汁)を売っていたので飲んでみました。10元(150円)
ちょっと酸味が効いてスイカっぽくておいしかったです。
あとで気づいたのですが、別の店では5元で売ってたので、プチぼられたかも…
値段を書いてないので、きっと人によって値段を変えてるんだと思います。
ちょっと酸味が効いてスイカっぽくておいしかったです。
あとで気づいたのですが、別の店では5元で売ってたので、プチぼられたかも…
値段を書いてないので、きっと人によって値段を変えてるんだと思います。
博物館のまわりに飲食店がありますので、そこで休憩しました。
兵馬俑博物館の営業時間です。
(「地球の歩き方」から)
3月16日-11月15日 8:30-18:00
11月16日-3月15日 8:30-17:30
3月-11月 150元
12月-2月 120元
これが入場券(表と裏)。
僕が訪れた11/5では120元で入れました。
入場門の前で写真を撮っていると、ガイドの女性に声をかけられました。
中国人のガイドさんですが日本語堪能です。
2~3時間のガイドで200元(3000円)だそうです。私達3人だったのでワリカンで70元弱。
お得だったのでお願いすることにしました。
結果的にはこのガイドさんつけてよかったです。細かい解説をつけてくれて、遺跡の知識や楽しみ方がぐっと深まりました。
博物館直属のガイドさんで、入場門前で観光客に営業しています。
日本語ができるガイドは6人いるそうです。
中国人のガイドさんですが日本語堪能です。
2~3時間のガイドで200元(3000円)だそうです。私達3人だったのでワリカンで70元弱。
お得だったのでお願いすることにしました。
結果的にはこのガイドさんつけてよかったです。細かい解説をつけてくれて、遺跡の知識や楽しみ方がぐっと深まりました。
博物館直属のガイドさんで、入場門前で観光客に営業しています。
日本語ができるガイドは6人いるそうです。
待望の兵馬俑とご対面
兵馬俑は1号館から3号館まであり、すべて屋根付きのドームで覆われています。
掘り返した遺跡を保護するために、出土した場所をそのまま屋根付きドームにしているのです。
こういう保存の仕方は世界でも珍しいそうです。
掘り返した遺跡を保護するために、出土した場所をそのまま屋根付きドームにしているのです。
こういう保存の仕方は世界でも珍しいそうです。
1号館を入ってすぐに現れる2000年前の兵士たち。圧巻です。
パノラマで
1974年に発見されたこの遺跡は、全部で6000体もの人形が埋められていたそうです。
そしてひとつひとつ顔が違う。現存していた兵士をそのままモデルにしたであろうと推測されています。
2000年前の世界がこんなにリアルな形で目の前に広がっていることが驚きです。
一体一体、非常に精巧に造られています。
これだけのものを造らせた秦の始皇帝の権力がどれほど強大なものであったのか、うかがい知れます。
この1号館ドームの後ろの方では、発見から45年たった今でも発掘作業が続けられており、丁寧に復元作業が行われています。
1号館の建物を出てすぐとなりにある2号館に入りました。
出土したときのそのままの姿で見せているブロックもあります。
先程の1号館は兵士の先鋭部隊がいたのに対して、ここ2号館の遺跡は司令部隊を模したものと考えられています。
そういうわけで位の高い高官がいます。
お茶休憩
2時間くらい歩いたあと、ガイドさんに勧められるままに喫茶店でお茶休憩。自分が頼んだお茶とは別に、10種類くらいのお茶の試飲をさせてくれました。
貴妃紅茶というのが甘みがあって好きでした。
とても渋いお茶があったり、日本でもおなじみの味がするお茶があったり。一口にお茶と言っても味はかなり違うことを学びました。
面白いものも見せてもらいました。
不思議な急須。
お湯を注ぐと色が変わるマグカップ。
兵馬俑博物館 3号館の見学
1号館、2号館と見学してお茶休憩して、残るは3号館です。 3号館では、割れずにそのままの形で出土した貴重な兵馬俑が展示してありました。靴の裏の模様とか、髪の毛の描写とか、実に細かい。
繰り返しますが2000年前の遺物なんですよね。形を変えず現在でも見ることができることに驚きです。
別の場所から出土した青銅製の馬車。銅の鋳造の技術がこの時代に存在したことが分かります。
秦の始皇帝の墓のまわりには、兵馬俑坑だけでなく、副葬品を埋めたりした「陪葬坑(ばいそうこう)」も多数見つかっています。
兵馬俑博物館には3時間ほど滞在しました。
お昼の食事は涼皮研究所
以上で博物館の見学は終了しました。
博物館の外には食事ができる一角があります。
西安名物の涼皮(リャンピー)が食べたいとガイドさんに言ったら連れて行ってくれました。
20元(300円)だったと思います。
博物館の外には食事ができる一角があります。
西安名物の涼皮(リャンピー)が食べたいとガイドさんに言ったら連れて行ってくれました。
20元(300円)だったと思います。
続いて秦始皇帝陵へ行く
兵馬俑博物館から西に1.5kmほどの場所に、秦の始皇帝が眠っているとされる墓である秦始皇帝陵があります。
兵馬俑博物館からは無料のシャトルバスが出ています。
博物館の入場料にはこの始皇帝陵の入場料も含まれているのでついでに見に行ったら良いでしょう。
ただし、こちらに足を伸ばす観光客はあまり多くないようでした。
兵馬俑博物館からは無料のシャトルバスが出ています。
博物館の入場料にはこの始皇帝陵の入場料も含まれているのでついでに見に行ったら良いでしょう。
ただし、こちらに足を伸ばす観光客はあまり多くないようでした。
始皇帝陵は長方形をしており、あの山のてっぺんが始皇帝陵の中心で、その下に始皇帝が眠っています。
発掘はされていません。発掘してしまうと現代の技術では保存が難しいからというのが理由だそうです。
中国政府はなんでも無茶すると思っていたけどこういう配慮はあるんですね。
発掘はされていません。発掘してしまうと現代の技術では保存が難しいからというのが理由だそうです。
中国政府はなんでも無茶すると思っていたけどこういう配慮はあるんですね。
帰りの行程
これにて始皇帝博物館と始皇帝陵の見学は終了です。
西安に帰ります。
いったん無料のシャトルバスで博物館まで戻ったあと、914または915のバスで西安に帰るルートもありますが、この始皇帝陵から博物館に戻らず直接西安駅に向かうバスも出ています。青いバスです。
席が埋まり次第出発する不定期運行ですが、乗り込んで10分ほど待っていると出発しました。 10元で1時間ほどで、出発点の西安駅に戻ることができました。
西安に帰ります。
いったん無料のシャトルバスで博物館まで戻ったあと、914または915のバスで西安に帰るルートもありますが、この始皇帝陵から博物館に戻らず直接西安駅に向かうバスも出ています。青いバスです。
席が埋まり次第出発する不定期運行ですが、乗り込んで10分ほど待っていると出発しました。 10元で1時間ほどで、出発点の西安駅に戻ることができました。
兵馬俑を観光する際は、ついでに行ける場所なのでこちらも合わせて観光する人が多いようです。
西暦700年代の唐の時代、楊貴妃が入った風呂があることで有名な観光地です。
僕らは時間の関係で行きませんでした。またの機会にします。
第3話おわり
2019/11 中国旅行ブログもくじ
第10話
中国・深圳(深セン)のMakerFaire Shenzhen 2019。個性あふれる出展
ハードウェア系のモノづくり、電子工作をしている人の発表の場MakerFaire Shenzhenを見てきました。
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