作者:上村崇 フリーランスのIT系エンジニア
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強欲資本主義


強欲資本主義 ウォール街の自爆
を読みました。

僕にはちょっと難しかったです。
でも、ウォール街が欲にうずまいた金の亡者の巣窟であるということがよく分かりました。
モノを作れなくなった国は、金融に走るのですね。かつてイギリスがそうであったように。
日本も同じ轍を踏まないようにしなければなりません。

「金が金を生む」考え方が行きつく先は虚構であり、それに多くの人が気づいたときにバブルがはじけるんだと思います。
少数派が警鐘を発している間はまだその重大さに多数派は気が付いていません。
サブプライム問題が露呈する前に著者が現在の金融社会の危険性を説いているのに、その暴走はもはやとめられないわけですね。
バブルが崩壊し、また次のバブルが始まる。人間とは愚かなものです。

外人の名前がいっぱい出てきたり、過去の経済の歴史を前提にした話がいっぱい出てきたりしてて、今回の金融危機をとおりすがりでかじろうとした
僕には少々敷居が高い本でしたが、現場にいる人にしか分からないダーティなかけひきや弱い者いじめの構図を、ウォール街の渦中にいる
著者から臨場感たっぷりに感じることができました。

読んでみようと思ったのはここの人のblogからです。
金融日記

リーマンの破産が9/15で、それを織り込んで10/20初版で出ているのだからあまりにも早業出版です。
よく短時間で書けるよなぁ…と思いました。
もしかしたら前作からある程度引用しているのかも知れませんが。前作は読んでません。

同じ著者のこの本も気になってきたなぁ…

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