2017年12月に中国・深センに行ってきて、中国人について感じたことを書きます。
中国人の特徴は自分では分かっていたつもりでしたが、今回の旅行でいろんな驚きやカルチャーショックがあったので、備忘録的に残しておこうと思います。
中国は広いので、ここで体験したことが中国のいたるところで見られるわけではないと思いますが、一つの参考にはなると思います。
2017/12の中国深圳・香港旅行記関連の記事はシリーズになっています。こちらの目次をご覧ください。
人と人の距離感が違う
歩いていてすれ違うときの距離が近いんです。日本の感覚で行くととまどいます。
日本人がこんな感じだとすると
中国人はこんな感じです。距離が近い!
避けずにまっすぐ突進してくるので「一戦交える気か!?」と戸惑ってしまいます。
人として認識しているのではなく、単なる障害物としてしか見てないのでは?ていう感じがします。
並ばない、整列しない、譲らない
地下鉄に乗ると実感します。エスカレーターに乗るときは片方を空けたりしないし、電車に乗るときは整列しません。降りる人がいても先に乗り込みます。
クラクションをやたら鳴らす
道路はかなり騒がしいです。頻繁にクラクションの音を聞きます。
僕は交差点で青信号で渡っているときに、赤信号で信号無視してきたバイクにクラクションをならされてビビりました。
自分の身は自分で守らないと…
他人に関心が無い、気を使わない
・電車の中で大声で電話をする
・道路に痰(タン)を吐く
など。
交差点を見ていると、みんな勝手な方向にバラバラに進むし、スマホしながらだし、ギリギリまで避けないし。
電気自転車は自動車道も歩道もおかまいなしに進む。こんなのでぶつからないのが逆に感心する…
中国人はなぜこういう振る舞いをするのか、国の人口を考えればちょっと分かる気がする
これらのことから、僕が中国人をdisってると思うかも知れませんが、そうではありませんw
あくまで日本人と比べて「こういうところが違うな」と客観的に思ったことです。
これらの中国人の特徴は、日本人目線で言うと「マナーが悪い」になるんですが、逆に考えるとこれはこれで中国人のマナーというか「生きていく術」なんだろうなという気がしています。
日本のエスカレーターでは「乗るときは片方を空ける」が常識ですが、最近はエスカレーターを登る行為が危険とされるので
「片方を空けず2列で詰める」
ことが推奨されています。
マナーや習慣も時代によって変化します。
考えようによっては、「片側を空けない中国のエスカレーターのマナーのほうが進んでいる」ということになりますが、どっちが良いとか悪いとかじゃないです。
日本でも、30年ほど前は公共の場所で他人を気遣うことなくタバコを吸うのが普通でしたし、痰(タン)も路上に吐いてました。
中国は13億もの人がいます。
日本では、芸能人の不倫ネタがまるで国民の共通の関心事のように広まります。しかし、仮に中国でそのレベルの話題を拾い出すとキリがなくなる気がします。
単純に人口比で考えると日本の10倍の事件や問題が起こっている計算になるので、いちいち気にしてられないのでしょう。
人が多すぎるため、控えめに生きていては巨大な人口の中に埋没するという意識が中国人にはあるような気がします。自己主張をしなければ誰にも気づかれずに一生を終えてしまう恐れがあります。
そういう意味で、各自のサバイバル意識・自己主張が強い国なんだと思います。同じくらい人口が多いインドもきっとそういう感じなのかなと思います。(インドに行ったことないですが)
中国のテクノロジーがどんどん発達し、世界の中の中国の存在感が今以上に増してくると、こういった社会習慣はどうなっていくのか興味深いです。
今ある先進国並みのマナーに近づいていくのか、それとも
「オレたちが生きている世界が世界標準だ!」
となって中国の習慣のまま発展を遂げるのか。目が離せません。
香港はまたちょっと雰囲気が違う
ちなみに、深センと50kmも離れていない香港ではまた違います。
地下鉄のマナーは日本に近くて、エスカレーターは片方空けるし、ちゃんと整列します。
人と人との距離もそんなに違和感ありません。
やっぱり香港のほうが先に先進国化したからでしょうか?
中国の深センと香港は、日本で言えば京都-大阪くらい近い距離なのに、かなり国民性が違うなと思いました。
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