年末年始に新しいパーツを購入して、自宅のサーバー環境を刷新しようと意気込んでいたのですが、あまり時間が取れず途中になっておりました。
正月に仮想環境までは作っていたのですが、その中身を移行できておらず、4月になってようやく全部移行できました。
サーバーの中身の引越しとか設定作業とか、PCケースの入れ替えなどで丸3日くらいかかりました。
新しく買ったパーツを含む、新サーバーのスペック。4代目のtoyaoサーバ
【新規購入】CPU:Inetel Core i7 950 Box(コア数8) ¥23,980
【新規購入】マザーボード:SABERTOOTH X58 ¥17,818
【新規購入】メモリ:SUPERTALENT WB160T12G9 (DDR3 PC3-12800 4GB 3枚組) ¥14,980
【新規購入】HDD:日立 0S02602 (2TB SATA300 7200) ¥9,980 × 2
【流用】グラボ:WinFast PX6800 TDH (PCIExp 256MB)
【流用】ケース:ANTEC SOLO
OS :Debian GNU/Linux testing(wheezy)
今まで使用していたサーバのスペック(3代目toyao)
2007/9に稼働開始
CPU :Athlon64x2 4200+
マザーボード:ASUS A8N-SLI Premium
メモリ:DDR400 2GB
HDD:250GB×2(mirror)、300GB×1
グラボ:ASUS EAX1550 TD 256M
ケース:ANTEC SOLO
OS :Debian GNU/Linux 4.0r1
物理的なリソースは新サーバで強化されましたが、WebServerは仮想化しているので、単純に新旧の性能比較はできません。
まぁでも旧マシンは5年くらい前のパーツなので、それと比べて性能が退化していることは無いとは思いますが…
仮想環境を作るまでの道のりは以下参照。
KVMでWindowsとLinuxの仮想化はじめます
KVM仮想環境の構築 その1
KVM仮想環境の構築 その2
KVM仮想環境の構築 その3
NICを2つ用意しました
1つのNICをすべてのOSで共有するとNICがボトルネックになりそうな気がしたので、PCI ExpressのNICを1つ追加しました。
NFSとsambaでHOST OS⇔GUEST OS間を共有
ファイルは一元管理したいので、HOST OSにほとんど集めました。
WebコンテンツもHOST OS側に置き、GUEST OSであるWebServer側からNFSでファイルを参照するようにしました。
WebServerのローカルにファイルを置いたときよりもパフォーマンス的には悪化すると思いますが、現状としてはそんなに影響でてないみたいです。
NFSの通信で時間がかかるようならばまた考え直そうと思います。
ファイルをHOST側に置きたかったのは、万が一GUEST OSのVMファイルが壊れてもファイルは救えるからです。
MySQL DBはWebサーバと同じマシンに
DBのリソースはWebServer内に置いています。これだとVMファイルが壊れたらDBデータも消えてしまうことになるので心配なのですが、DBで使っているファイルをHOST側に置くのはなんとなくカッコ悪い感じがしたのでそのままにしています。
どういう風にDBデータを管理したらいいのかここは検討の余地ありかな…
Webのレスポンスについて
はっきり原因がよく分かっていませんが、XOOPSコンテンツの応答レスポンスが悪いようです。
現時点ではphp5.2までしか対応していないXOOPS2.1.8のバージョンのままで動かしており、phpの実行エラーが出まくっているのが原因かも知れません。
php5.3に対応しているXOOPSのバージョンに上げれば済む話なのですが、XOOPSのサイトをたくさん運用しているので全部バージョンアップするのめんどいです。ぼちぼちやっていきます。
GUEST OSのディスクタイプ
KVMのGUEST OSを作るときに、ディスクのタイプをraw形式かqcow2形式かを選べます。
raw形式は全領域を固定で割り当てるrawノンスパースファイルと、ディスクを使用した分だけ割り当て、ディスク領域を節約できるrawスパースファイルがあります。
前者の方がアクセス速度が出るみたいなので、WebServerはrawノンスパースファイルにして固定ディスク領域を割り当てています。
[参考]KVMでの3つの仮想イメージ形式 – noBLOG
http://orangesooda.com/no/2011/02/kvm.html
WebServer以外のGUEST OS
Windows XPは主にIE6検証用の環境として作りました。他の用途としてはDRMの解(ry
あと、php5.1環境が欲しいのでCentOSをインストールしようかと思っています。
5.1を使っているレンタルサーバもまだまだ多いです。5.1の環境でテストしたら思わぬ不具合が見つかったりするので、phpのソフトを配布するときはぜひとも5.1でのテストを実施しておきたいところです。
断捨離:物理マシンが1つ減りました
2台の物理マシンを1台の仮想マシンにリプレースしたのでマシンが1台余ったのですが、多分、うちの母の事務所で第二の人生を送ることになると思います。
僕が社会人になったときに購入したWindows98マシンを未だ現役で使っているという事務所なので…
IBM Aptivaは10年使っても大丈夫!
HDDは500GBくらいのが何個か余ったけど、これは処分かな…
僕のデスク周りはコード類がかなりすっきりし、騒音もかなり抑えられてめっちゃ快適になりました。
関連記事
2019/10/20 TECH debian kimchi kvm Linux wok
KVM仮想マシンをWebからアクセスできるKimchiをdebianにインストール
自宅サーバーにてKVMの仮想マシンを動かしていますが、外からでもリモートで操作できるようにkimchiを導入しました。 GitHub – kimchi-project/kimchi: An HTML5 man …
"KVM仮想マシンをWebからアクセスできるKimchiをdebianにインストール" の続きを読む
お疲れさん。物理的にまとめると、そんなにHDDがあまるのか…へー。
マシンを入れ替えたのが理由というより、2TBのディスクを2つ新規購入したから古いディスクに分散していたデータを集約できるようになったのです。
古くなって捨てたいディスク、容量が小さいのものから大きいものまで、捨てるタイミングを逃して10コ以上あります。順番に捨てていかなきゃ…