メールサーバーPostfixにて、送受信ができないユーザーの設定をしました。
例として、
user@example.com というユーザーを送受信できない設定にします。
サーバー環境:
debian 9.11(stretch)
Postfix 3.1.12
/etc/postfix/access
user@example.com REJECTこのファイルをpostmapコマンドでハッシュ化します。
1 |
postmap /etc/postfix/access |
Postfixを再起動します。
1 |
systemctl restart postfix |
accessファイル中ではREJECTを指定しました。これは「拒否」のアクションです。
DISCARDにすると「配送に成功したと主張して、メッセージを静かに破棄する」モードになります。
詳しくはこちら
access – Postfix アクセステーブルの書式
http://www.postfix-jp.info/trans-2.1/jhtml/access.5.html
送信制限をするオプションも設定(念のための設定)
メールを送信できるユーザを制限する設定もありましたので、こちらも念のため設定しておきます。/etc/postfix/main.cf
smtpd_recipient_restrictions = check_sender_access hash:/etc/postfix/restricted_senders“permit_mynetworks”など他にも付けておきたいオプションが有る場合はスペース区切りで続けます。
例
smtpd_recipient_restrictions = permit_mynetworks permit_sasl_authenticated check_sender_access hash:/etc/postfix/restricted_senders
restricted_sendersファイルには、送信制限したいユーザーを指定しします。
/etc/postfix/restricted_senders
user@example.com local_only
postmapコマンドで.dbファイルを作ります(hash化)
1 |
postmap /etc/postfix/restricted_senders |
Postfixを再起動します。
1 |
systemctl restart postfix |
以上でOK
参考
Postfix クライアント/サーバ/他ごとのアクセス制御
http://www.postfix-jp.info/trans-2.2/jhtml/RESTRICTION_CLASS_README.html#external
なんでこんな設定したかって言うと
ぶっちゃけ、なんでこんな設定したかって言うと、「あんた迷惑メール送ってるよ」てプロバイダに怒られたからなんですね!みんなも気をつけよう!