「死ぬときに後悔すること」を読みました。
けっこう売れている本みたいです。
終末期医療の専門家である緩和医療医が1000人以上の死と対峙し、人はどんな後悔をもって死んでいくのかを25の項目に綴っています。
悔いの無い死を迎えるには、やはり生きているうちに精一杯やり遂げておくことが大切だと感じさせられます。
人間は後悔とは不可分の生き物である。
現実問題、私が見届けてきた患者さんたちは、大なり小なり何らかの「やり残したこと」を抱えていた。だから昔、程度の差こそあれ、後悔はしていた。
けれども、その後悔の程度には大きな違いがあった。単純な話だが、明日死ぬかもしれないと思って生きてきた人間は、後悔が少ない。明日死ぬかもしれないと思う人間は、限られた生の時間を精一杯生きようとする人間であり、一日一日に最善を尽くそうとする人間である。一期一会を思う人間である。