2017/12に中国・深セン(深圳)で見てきたシェア自転車の現状です。
2017/12の中国深圳・香港旅行記関連の記事はシリーズになっています。こちらの目次をご覧ください。
中国で流行っているシェア自転車を初めて使いました。僕が使ったのはmobikeというテンセント(腾讯)社資本のシェア自転車です。
mobikeは札幌でもサービスを開始しましたし、サイトも日本語ですので日本人には扱いやすいと思います。
シェア自転車はどこにでもあります。料金は30分1元(17円)なのでめちゃ安いです。街に置かれている自転車を見つけてその場で借りられます。返すときは街の公共スペースならばどこに返しても良いです。
日本を出発する前にmobikeのiPhoneアプリをダウンロードして会員登録しておきました。デポジットとして最初に3000円を入金する必要がありました。
シェア自転車サービスを提供している会社は複数ありますが、ofoとmobikeが2大シェアを持っているみたいです。街を歩いた実感ではofoの自転車が多かったです。2大勢力以外の自転車はたまに見かけるくらいで、あまり利用している人はいません。シェア3位以降の企業は倒産が相次いでおり淘汰されてきていますので、今後はofoとmobikeの2大勢力に収れんされていくのではないかと思います。
シェア自転車を借りるときの動画を撮りました。
mobikeの使い方動画。スマホで簡単に使い始められる。
街に置かれている自転車はどれでも借りられますが、壊れかけているものとか、ブレーキが効かないものもあるので、なるべく新しい自転車を選んで借りたほうがいいです。
サドルの位置は変えられないものが多いです。変えられたとしても、乗ってる途中に自分の体重で下がってくるようなヤワな締め付けのものが多くてあまり期待できません。
放置され、打ち捨てられるシェア自転車
自転車の数があまりにも多いので、かなりぞんざいに扱われています。
これ、どんどん溜まっていき公害化するんじゃないだろうか…
↑地下道に放置されるシェア自転車
このように、ゴミのようにあちこちに自転車が捨てられています。
淘汰されゆくシェア自転車
シェア自転車サービスを行っている企業はいくつかありますが、すでに淘汰が始まっております。ofoとmobikeの2強以外はほとんどシェアと獲得しておらず採算割れで次々と倒産しているようです。
2017/11/29 中国自転車シェア企業6社倒産、日本進出のofoが経営危機か
これらの「動かなくなった自転車」も放置され回収されることもなく社会のゴミとなります…
↑99Bicycle(赳赳单车)はレンタル料が無料。どんなビジネスモデルなのか気になる…
↑bluegogo(小蓝单车)はすでに倒産。
↑酷骑单车も倒産
↑小鳴单车も倒産
自転車の維持にもコストがかかりそう
ofoをメンテナンスしている人たちにも遭遇しました。
トラックから自転車を運び出しています。
シェア自転車が始まったのは2016年ということですからまだ1〜2年しか経ってないのに、すでにいろいろな問題が出てきてますね。
日本にも広がる予兆がするシェア自転車、どのような発展と衰退をとげるのか興味津々です。
中国には広大な「シェア自転車の墓場」が生まれている──その異様な光景
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