「ITロードマップ〈2009年版〉情報通信技術は5年後こう変わる! 」を読みました。
2年前くらいからこのロードマップは毎年出ていた見たいですね。僕は今回初めて読みました。
激変するIT技術の5年後までの予測を、緻密に紹介してくれている本です。
ほんまこの時代、これから何をしていったら生きていけるのか悩みます。
組込み製品であるケータイとかカーナビとか複合機の開発をここ5年くらいやってきましたが、そんなことをしている間に世の中のIT技術は随分進化を遂げたもんだと驚かされます。自分もトレンドについていかなくちゃ…と焦ることしきりです。
で、今後は何が流行るかというと、僕的に興味あるのは
(1)モバイルブロードバンド
(2)クラウドコンピューティング
(3)エクスペリエンステクノロジー
あたりですかねぇ。(本では他にもいろいろ紹介しています)
(3)のエクスペリエンステクノロジーは、「経験創出技術」という意味だそうですが、これはWebサイトなんかにおいて、顧客に「感動」を与える技術(というか戦略)らしいです。
システムありきでサイトを作って、人間に分かりにくい操作を強いるんじゃなくて、「いかにユーザーに感動を与えられるか」を
重視した設計にするかという、サービスオリエンテッドなアーキテクチャーなわけです。
「感動」を1つでもユーザーに与えることができれば、ちょっとくらいの不便や不満を感じるシステムであっても、ユーザーは非常に満足するそうです。「これはすげぇ!」と思わせたもん勝ちということですね。
勉強になります。