MacOS Xで使うためのエディタをずっと探しているんですが、迷っていて決めかねています。
長年Windowsの秀丸とかで慣れてしまうと、他のエディタに乗り換えるのは結構有機が要りますよね…
秀丸のキーボードマクロ機能は超便利なんで、少なくともこの機能を備えたエディタでないと困るんです。
他には、少なくとも文字コードはShift-JIS、EUC、UTF-8は認識できて、改行コードも区別でき、それらの間を簡単に 切り替えたり、今どんなコードなのかをタイトルバーなんかに表示してくれたりできないと、ちょっと私には不便です。
PHPの開発環境はもうEclipseとかAptanaで慣れてきたので、その他の言語とか、ちょっとしたデータを見たりする
場合のエディタが欲しいのですね。
Macでは、以下のものがメジャーみたいです。
mi
http://www.mimikaki.net/mi/introduction/
CotEditor
http://www.aynimac.com/p_blog/files/article.php?id=41
Coda (シェアウェア)
エディタについては以下のまとめが役に立つと思います。
portal shit! : Mac用テキストエディター選手権
http://www.portalshit.net/article.php?id=1064
で、僕もいろいろエディタを入れて試していますが、新しいエディタに慣れるというのはそれなりにエネルギー と勇気が必要なわけです。
そしてWindows環境で、高機能な秀丸を使っていた身としては、知らず知らずのうちにエディタに対して求める 要求が高くなります。
そういうことを考えだすと、なかなか踏ん切りがつきません。
さらに考慮すべきは、仕事場ではWindowsを使うし、家ではLinux、Windows、Macを使うとなると、キー操作が まったく異なるエディタを別々に使っていると、体がついていけずかえって作業効率が悪くなります。
そんなときにemacsという最後のソリューションを思いつきました。
emacsは、UNIXで古くから使われているエディタですが、MacはUNIXベースのOSだから親和性はいいんじゃない のかと。さらにemacsはいろんなプラットフォーム版が出ているので、やろうとおもえばWindows環境下でemacs を使うことだってできるし。
emacsは、仕事では使うことは今までありませんでしたが、大学時代にSunのワークステーションで、emacs使いながら
LaTeXで卒業論文を書いていたので多少は使えます。(といっても、もう忘れましたが)
この際、昔を回顧する意味も込めて、emacsを覚えなおそうかなぁと。
というわけで、Mac環境にインストールしてみました。
インストール
http://ftp.gnu.org/pub/gnu/emacs/
ここから最新のemacsのtar.gzを入手します。
2010/6/12時店では emacs-23.2.tar.gz が最新でした。
ですが、IMEパッチを適用したい関係上、
ftp://alpha.gnu.org/gnu/emacs/pretest/
から少し古いバージョンの
emacs-23.1.96.tar.gz
をダウンロードしてきました。
IMEパッチは
http://jaist.dl.sourceforge.jp/macemacsjp/47194/
から
inline_patch-23.1.96-b2.tar.gz
をダウンロードしてきます。
<参考> CocoaEmacs – MacEmacshttp://macemacsjp.sourceforge.jp/index.php?CocoaEmacs
ダウンロードしてきたファイルを、ターミナル上で展開します。
tarの展開がMacでできるんだから便利。
tar xvzf emacs-23.1.96.tar.gz
tar xzf inline_patch-23.1.96-b2.tar.gz
ちなみにtar.gzファイルはfinderからファイルをダブルクリックでも開けるんですね。
次に、ディレクトリを移動して、パッチを当てます
cd emacs-23.1.96
patch -p 0 < ../inline_patch-23.1.96-b2/emacs-inline.patch
コンフィグ
./configure –with-ns –without-x
もし、ここで、 no acceptable C compiler found in $PATH と出る場合は、Xcode Toolsを先に入れましょう。 MacOS XのインストールCDに同梱されています。
Xcode Tools のインストール – BathyScapheWiki
http://bathyscaphe.sourceforge.jp/cgi-bin/wiki.cgi?p=Xcode+Tools+%A4%CE%A5%A4%A5%F3%A5%B9%A5%C8%A1%BC%A5%EB
コンパイルします。
make bootstrap
make install
以上で、emacsのMac用アプリケーションが作れます。
nextstepディレクトリの下に、Emacs.appがあるので、それを起動します。
<その他参考> CarbonからCocoaへ–Snow LeopardでEmacs 23を使う(1) – builder by ZDNet Japan
http://builder.japan.zdnet.com/sp/snow-leopard-09/story/0,3800100196,20409879,00.htm
最初に挙げられた jEdit http://www.jedit.org/ もクロスプラットフォームなエディタですよ。
メジャーとは言い難いですが。
>名無しさん@お腹いっぱい。さん
あっそうなんですか! Windowsでは見たこと無かったので気がつきませんでした!
jEditもキーボードマクロ使えるみたいなんでいいかんじですね!
jEditはインストールしましたがほとんど開いてないので、ちょっと触ってみることにします。
ありがとうございます。