6/15に開催されたWordCamp神戸2013で
“What’s new! TwentyThirteen + WordPress3.6”というお題で発表してきました。
2013/6/15時点でのWordPressの最新バージョンは3.5.1であり、次期バージョンは3.6になります。
次期バージョン3.6はリリースが遅れていて、まだリリースされていません。
現在どこまで開発が進んでいるかは、Make WordPress CoreのサイトのTracで見ることができます。
現時点では開発途中の3.6beta3までは入手することができますので、これをもとに次期リリース版3.6を先取りしてみました。
Version3.6では以下の機能が搭載されます。
1. 新テーマ(外観)の登場。
新デフォルトテーマTwentyThirteenにより、見た目が変わります。
2. 改訂履歴機能が強化されます。(リビジョン比較)
→ 誰が修正したのかが分かります。記事の比較もできます。
3. 自動保存機能 (AutoSave)
→ インターネット回線が途切れても大丈夫!
4. 投稿ロック (PostLocking)
→ 自分が編集するときに、他の編集者に編集させないようにできます。
5. メニュー機能の使い勝手改善
6. 投稿フォーマットの刷新 (をする予定だった)
→ 投稿画面に投稿フォーマットのボタンが設けられました。
詳しくは当日発表したスライドにて解説しています。
セッション中に使用した動画がありますので、あわせて公開します。
自動保存機能(AutoSave)
改訂履歴機能(リビジョン比較)
投稿ロック(PostLocking)
カスタムメニュー
このWordCampでのセッションについて、聴講してくれたのは30名〜40名と言ったところでしょうか。
有料イベントだったからしょうもないセッションにはできないし、会場もきれいだったし参加者の姿勢も真剣だったので、人数が少ない割には緊張しました。
個人的にはエバンジェリスト直子さんがいらっしゃったので、これは緊張しますよ。今回たまたま新機能について発表するだけの立場の人の話をその道のスペシャリストが聴いているなんて!
お茶の間でサッカーを見てるだけの1サポーターがたまたま「今の日本代表の課題と展望」というテーマで村の公民館で話しているところに、なぜかザック監督がまぎれこんでいる状況ですよ。
顔文字で表現するとこれですわ。→ Σ(´∀`;)
参加人数が少ないのはある程度予想はしていました。同じ時間帯に大串さん、宮内さんのウェブディレクターのためのWordPressサイト運用事例のセッションがあり、やはりこちらの方に大勢の人が流れ込んだみたいです。
最新版の機能が気になるってのは少数派で、ほとんどの多くのWordPressユーザーはそんなのはあまり気にせず使ってますよね。
僕も(こんなことを言ってしまえば元も子もないですが)、実はWordPressの最新版にはあまり興味はなく自分のブログは古いバージョンのものを使っています。
バージョンアップめんどくさいし。
でも3.6のセッションの担当をWordCamp運営の方からお願いされたので、これもいい機会と思って新機能を勉強しました。
今まで見ることもなかったWordPressの開発者ブログを読んだり、開発者のtwitterを眺めたり、ソースを解析したり、3.6で開発対象になっているタスク(チケット)を漁ったり、新機能について言及している英語のブログを探したりしました。
おかげさまで3.6の新機能についてはかなり知識を蓄えられたかと思いますw。
自分としては、あまり得意ではない分野のスピーチでしたのでかなり準備に時間がかかりましたが、いい経験をさせてもらえたと思います。
「聴講する人ではなく、前でスピーチする人がいちばん勉強になる」というのは真理ですね。WordPressのコアや新機能についてもこれからはもっと興味を持って接することができそうです。
しかし、今回得た知識や作ったスライドが、3.6がリリースされてその次の3.7が出る頃には古くなっちゃう(ライフタイムが短い)ので残念ではありますが…w