デジカメで撮った写真が日々膨張してきており、それをどう保管しておこうか考えています。
今までは、バージョン管理システムSubversionの仕組みを使って、ローカルマシンに蓄積された画像ファイルを
Subversionサーバーにコミットするという使い方をしてました。
万が一ローカルに置いている画像が失われても、この仕組みを作っておけばsubversionサーバーからまた取り戻せます。
しかもこれだと、外出先からもファイルを手に入れようと思えばできるので、この点では便利かなーと思っていました。
ですが、いろいろと問題点がありました。
- subversionへのコミットがめんどくさい。結局面倒で運用しなくなる。ローカルに画像ためっぱなしで意味なし。
- subversionはそもそもはソースコードの管理システムなので、画像ファイル(=バイナリファイル)を管理するには
ちょっと無理がある。ファイルと同じサイズの管理ファイルが必要なので、管理する画像ファイルの2倍の容量が
サーバーに必要。 - subversionサーバーから画像を取ってきたい場合、まずはサムネイルを見てどれをダウンロードするか決めたい
のに、そういう使い方ができない。subversion以外ではgitが最近注目をあびてきているので、時代に乗り遅れないためにもgitを導入しようとかと
計画しているのですが、gitにしても画像ファイルに関しては結局同じような制限が付きまとうと思われるので、画像
ファイル管理は別の方法を考え中です。画像ファイルをRAIDに保存するという贅沢な使い方は今まで出来なかったのですが、ディスクも安くなってきたことも
あり8月にサーバーのディスク容量を1TBのRAIDにしたので、この中にファイルを置くことにしました。
ローカルマシンにはもう画像ファイル置くのやめて、デジカメの画像をいきなりサーバーに置きます。subversionも使
わない。
RAIDだからそもそもバックアップ運用の必要性ないし。楽チンになるかなと。外部から見えるようにするには、この領域をWebDAV化しようかなと。まFTPで現状アクセスできるのでそれでもあまり
不便はなさそうですが。
画像のサムネイル化ですが、方法をかなり探した揚句、ImageMagickのツールを使用して気持ちよい方法を見つけました。
montage -label ‘%f’ -geometry 100×100+20+10 -tile 4x -shadow *.JPG thumbnail.jpg
こんな感じのコマンドを実行すると、指定ディレクトリ以下の画像を100*100サイズで横4列のリストにしてthumbnail.jpg
を出してくれちゃいます。
以下のような感じです。
これを作るスクリプトを定期的にcronで回せば、あまり運用の手間なく、外部からもアクセスできる画像ライブラリが出来そうです。
ImageMagickってちゃんと使ったことなかったけど、すごいツールだわ。感動した!
WebDAVのツールに画像サムネイル化するような仕組みがあればいいんだけど、探したところ見つかりませんでした。
こういう製品を使えばWebDAVでサムネイル画像を見られるみたいだけど、有料だし、おそらくサーバー側にも特別な仕組みが必要っぽい。
<参考>
ImageMagickのmontageコマンド – Yaibeen
http://nucleus.yaibeen.com/item21.html
Montage — IM v6 Examples
http://www.imagemagick.org/Usage/montage/