作者:上村崇 フリーランスのIT系エンジニア
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HTML5など勉強会に参加してきました。旬のHTML5技術を勉強したよ。


まにまにフェスティバルの前夜祭という名のHTML5勉強会に参加しました。4/13に大阪で開催されました。
 
第4回 HTML5など勉強会 まにフェス前夜祭 特別企画 : ATND
 
Chrome、Opera、Firefoxの制作サイドの方が、東京からわざわざ来られてセミナーしてくれるという、関西ではなかなか無いチャンスでした。
企画された方々、どうもありがとうございます。
 
会場は2年前に開業したばかりの梅田阪急ビル。めちゃきれいで広々! でも中はちょっと分かりにくい構造でした。
30階まで行くのに、いったん15階でエレベーター乗換えが必要であることが分からず、1階から30階までの直通エレベーターをずっと探してしまいました。
 
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ここのエレベーターが馬鹿でかい! 大きさが業務用エレベーターみたいな感じ。どれくらデカイかというと、中で卓球できそうなくらい。このエレベーターが6基ほどあります。
梅田の阪急オフィスビルの馬鹿でかいエレベーター。四畳半はあるで! – YouTube
 
勉強会会場の様子。100名以上は入ります。この設備ええなぁ。高そうやけど…
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以下、勉強会で得たことをメモりました。
 
 
 
 

『Getting started with WebSocket』 Google 北村英志さん

スライドが公開されています。
「はじめてのWebSocket」
 
HTML5技術の1つ、WebSocketの解説です。
利用者がブラウザからリクエストを送って情報を得るというスタイルの「ポーリング型」の通信はWebの黎明期から今日までずっと使われてきていますが、WebSocketの登場により、相手側(サーバー側)からプッシュ受信できる双方向型の通信が実現できます。
この通信が可能になると、できることがぐっと広がります。例えば、
・リアルタイム株式情報
・ゲーム
・地震速報などの緊急速報
などが実現できます。
WebSocketが無い時代でも、ブラウザ側から定期的にポーリングして、擬似的に双方向通信に見せかける技術は存在していました。ですがWebSocketによって本物の双方向通信が実現するということです。
 
WebSocketに未対応のブラウザとして、IE9がありますが、IE10からは対応予定だそうです。
そんな未対応ブラウザに対しては、Polyfill(ライブラリ)といったJavaScriptで補完する技術を使ってWebSocketライクな技術が実装できるそうです。
 
Node.jsはWebSocketの1つの実装形態です。いままでNode.jsってどんなものか良く分かっていませんでしたが、ようやく意味が分かってすっきりしました。
iPhone版のSafariはWebSocketに対応していますが、バージョンが古いのでサーバー側で吸収してあげないといけません。
 
WebSocketを実装したチャットの例と、バイナリメッセージを送受信できる音声再生ページをデモしてもらいました。
特に音声再生ページの方はなかなかすごい。北村さんのPCで音声ファイルをアップロードすると、そのページを開いている複数のPCで同時に音が鳴り出すという、新感覚のサイトで驚きました。
HTML5 Demo: Web Socket
Audio Stream Experiment
 
 
 

「Web on TV: 失敗しない作戦」 Opera ダニエルデイビスさん

Web on TVについての解説。
最近のテレビはインターネットに接続すればWebブラウザとして利用できます。しかしテレビはパソコンと違って、いろいろな制約がつきまといます。
テレビ用のHTMLコンテンツを作る際の注意点は、
・PCで見るコンテンツに比べて、文字を大きくしないと見えない。2.5emくらいにしないと読めない。
・テレビ用にコンテンツを作るのが困難な場合、モバイル用のページを流用したら捗る。
CSSメディアクエリを利用することで、TV用のスタイルを適用することができる。(ただし万能ではない)
・テレビメーカーは、ブラウザのエージェント情報を公開してくれていないケースが多い。エージェントを調べたい場合は実機で確認するしかない。
 
しかしテレビはPCに比べて短所ばかりではありません。
・テレビはいつだってリビングルームの中央にある。
・明るい画面と高品質のスピーカーが備わっている。
・PCと違って、老若男女誰でも使い方を知っている。
・数人が同時に楽しめる。
 
探してみればテレビに適したネットコンテンツがありそうですね。
今までテレビでのネット利用について考えたことはあまりなかったのでダニエルさんの話は新鮮でした。
 
 
 

『Web On Kernel』 Mozilla Japan 浅井智也さん

Firefoxというと、Chromeにシェアを食われて最近元気なくなってるなーと思ってましたが、いやいやそんなことはありませんでした。
HTML5技術を積極的に採用し、本気でWebの世界を変えようとしています。
 
現時点で、ブラウザだけで出来ることはまだまだ少ないです。例えば、
・スマートフォンデバイスの電源状況を知る
・通信環境かWifiなのか3Gなのかを知る
ということはWeb技術だけでは出来ません。これをしようと思うと専用アプリが必要になります。
 
しかし、HTML5でこれが可能になります。
他には、
・デバイスのローカルストレージにアクセスし、操作する
・Bluetoosth、USBなどを制御する
などが可能になります。
 
これができればネイティブアプリは要らなくなり、Webこそがあらゆるデバイスのプラットフォームとなります。
Mozillaはそれを目指しているということでした。
 
 
6/30(Sat)に大阪産業創造館でFirefoxのカンファレンスをやるそうです。
FirefoxDevelopersConference2012
 
 
 

Microsoft 春日井さん

ライトニングトークという枠だったのであまりお話を聞けませんでしたが、今後リリースされるIE10や、Windows8について語っていただきました。
 
・3/28からIE6を使っている人は自動アップグレードされるようになった。これにより、IE6は次第に市場から消えていく。
・Windows XP SP3は2013年4月8日でサポートが終了。
・アメリカは IE6のシェアは1%、それに対して日本は6% (日本のIE6のシェアが依然高い)
・IE9は2011年4月26日に日本語版開始
メトロとは:スマートフォンデバイスを意識したWindowsの新しいUI
 メトロ版はSilverlightやフラッシュをサポートしない。
 
春日井さんのマシンでメトロの動きを実際に見せてもらいましたが、通常のWindows画面との切替がかなり高速で使いやすそうでした。
IE=もっさりという印象が僕にはありましたが、春日井さんのマシンではかなり軽快に動いていました。
メトロはWindows7でしか動かないのかな? あのエクスペリエンスはWindows8待ちですかね。(Window8コンシューマプレビュー版は既にリリースされています)
 
 
 
 
知らないことが多くてかなり勉強になりました。自称デベロッパーとしては、node.jsのようなWebSocket技術はぜひ身につけておきたいです。これは今後のインターネットにおいて、重要な役割を果たすと思います。
僕は携帯電話やカーナビなどの組み込み製品の開発経験がありますが、そういう現場でソケット通信とか非同期I/Oの技術は良く使うので、この経験がもしかしたら生きるかも!?と思いました。
 
 
 
今回の勉強会は、リクルートエージェントが提供するWeb CAT Studioがサポートしてくれています。ステッカーもらいました。
 
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以前、WordBench神戸が2/18に開催したWordPress+HTML5勉強会in神戸でもサポートしていただいたりと、リクルートエージェントさんにはいろいろお世話になっております。Web業界の勉強会などを応援していただいています。今後ともよろしくお願いします。

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