作者:上村崇 フリーランスのIT系エンジニア
twitter:@uemera facebook:uemura

VPSプランが最近安くなってきている件


先月、お名前.comの仮想専用サーバプラン(VPS:Virtual Private Server)を申込みました。

 

VPSプランといえば、ほんの1年くらい前までは共用サーバプランと比べて割高なイメージがありましたが、最近は劇的に値段が下がってきている感じがします。

 

去年はamazon EC2というクラウドサービスが話題になりました。要するにこれは仮想サーバを提供してくれるサービスなので、VPSみたいなもんだと思うのですが、一般的な利用では月額で1万円弱くらいかかってたんじゃないかと思います。(価格早見表)

 

海外のamazon EC2の他に、国内のVPSプランもありますが、そのときはもっと割高でした。

例えばKDDIのVPS仮想専用サーバは、現在時点で、120GBの容量が月額35000円していますが、どちらかといえば当時はこれくらいの相場観だったように思います。

とても個人では安易に手を出せるようなホスティングプランではありませんでした。

 

もちろん、現在もまだまだ高めな設定の業者がありますが、かなり安いVPSプランを出してきている格安レンタルサーバー業者が存在します。

 

各社VPSプランの比較

  容量 費用
FC2 VPS 100GB 月額980円 初期費用4800円
WebKeepers 100GB 月額980円 初期費用0円(期間限定)
ServerQueen 100GB 月額1995円 初期費用7350円
使えるねっと 100GB 月額5880円 初期費用0円
@YMC 40GB 月額3645円 初期費用10500円
First Server 10GB 月額3990円 初期費用10500円
VPS Stock 100GB 月額1980円 初期費用0円
RapidSite 10GB 月額1890円 初期費用5250円
お名前.com 120GB 月額2457円 初期費用0円(期間限定)

 

 

また、月額490円と言うVPSプランも登場してきているようです。

月額490円で使える仮想サーバー「ServersMan@VPS」が実現できた訳 -INTERNET Watch

http://internet.watch.impress.co.jp/docs/special/20100405_358327.html

 

ホスティングの価格破壊は共用サーバからVPSに主戦場が移っていくのでしょうか。

 

 

僕は先月までCORESERVERの共用サーバ15GBで月額500円のプランを使用していました。

3GBくらいしか使ってなかったので容量はまだ余裕だったのですが、ファイル数上限が設けられていて、300000ファイル数の上限に達してしまいこれ以上ファイルを増やせなくなりました。

この制限があることについては事前に把握しておらずちょっと焦りました。

 

で、しかたがないのでサーバーの引越しを検討したのですが、上記のようにVPSプランがかなり安くなってきているので、これを機にVPSに乗り換えました。

お名前.comのVPSプランを選択したのは、マイミクのグランパさんがお名前.comを使用しており、アクセス速度が十分高速だったことと、サーバー設置場所が国内であるのが理由です。あと、キャンペーン中で初期費用が0円というのも魅力的でした。

(僕が申込んだ翌月には、初期費用0円のみならず、最初の3か月までもが無料となってしまい悔しい思いをしましたが…orz)

 

業者選定をする際、サーバー設置場所が海外なのか国内なのかは気にした方がいいです。

amazon EC2は海外ですが、サーバーまでのデータ往復にかかる時間(レイテンシ)が国内サーバよりも海外サーバの方が余計にかかってしまうので、Webのアクセス速度などに影響します。

FTPでファイルをアップロードするときなんかも、海外サーバはアップロード時間がやたらかかるときがあり、実際にそういう経験をしたことがあるので、僕はそれ以来海外サーバーを避けるようにしています。

 

VPSプランが共用サーバと比較してメリットなのは、root権限が使えることに尽きます。

もちろんSSHが使えることは前提ですが、SSHできればサブドメインやバーチャルホストやデータベースが作り放題、PHPのバージョンなんかも好きに上げられます。

 

CORESERVERの共用サーバでは、データベースやバーチャルホストは作れましたが、root権限がもらえずWebのコンソール経由でしか作れませんでしたので手作業でやっていました。 しかしVPSプランではなんでもできちゃうので、以下の処理を続けてバッチ処理で行えるようになりました。

これでXOOPSサイトをスクリプト1発で簡単に作れます。

 

・バーチャルホスト設定(Apache)

・ユーザ作成

・データベース作成

・XOOPSファイルコピー

・Apache設定反映(再起動)

 

Webレスポンス的にも十分速いです。快適です。

将来的には、Webの「送信」ボタンと連動してXOOPSサイトが自動的に作れるような仕組みができれば素敵だなぁと思っていたりします。

関連記事


Linux debianでRAID(ミラーリング)構築。mdadmとpartedで
mdadmによるRAID (ミラーリング)構成手順です。ディスクが1台壊れたのでRAIDを組み直しました。環境はLinux Debian 9.11 (stretch) partedやmdadmコマンドで構築します。

Postfixメールサーバー:送信不可のユーザーを設定する
メールサーバーPostfixにて、送受信ができないユーザーを設定をする方法です。Linux、debian環境です。特定のメールアドレスを送受信不可にします。メールを許可しないLinuxユーザーを作るときに有効です。

Web開発・Web制作のツールや用語を初心者向けに大量紹介。これだけ知っておけば安心。
Webページ製作やWebのシステム開発ではいろんなツールやテクニック、用語を使いますが、全体像がなかなか掴みにくいと思ったので、初心者向けに用語をたくさんまとめました。これさえ押さえておけば業界の常識用語はだいたい網羅できると思います。

KVM仮想マシンをWebからアクセスできるKimchiをdebianにインストール
自宅サーバーにてKVMの仮想マシンを動かしていますが、外からでもリモートで操作できるようにkimchiを導入しました。 GitHub – kimchi-project/kimchi: An HTML5 man …

Linuxの権限について解説。setuidとかsetgidとかスティッキービットとか
setuidとかsetgidとかスティッキービットの解説です。Linuxのこれらの機能については考え方が難しいですが、setuidは「一般ユーザーがroot権限で動かすことができる仕組み」です。setgidはそのグループ版です。詳細なメカニズムを解説します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です