こないだの草野球で、最終回に2アウト満塁、1点ビハインドの場面で打順が回ってきたんだけど、
あぁいう場面はほんとに胃に悪い。
バッターボックスに入る前の素振りで、
どこかちょっと離れたところに自分の眼を置いてみて、
打てたときの自分とか、フォームとかを想像でチェックして気を落ち着かせてみたり。
そして「試合は練習のように」というような訓示を思い起こして
あたかもバッティングセンターで練習している自分を想像してバッターボックスに立つんだけれど、
ピッチャーを前にすると、もう心すでにここにあらずみたいな。
ちゃんと安定したフォームでボールを迎え打てることもなく、
手先だけでバットを回しちゃって、ひっかけて結局最後はピッチャーゴロで終了。
センター前の勝ち越しタイムリーを打てるかどうかってのは、その一瞬だけの「すごい」実力、
つまり筋力や選球眼や動体視力だけじゃなくて、
その背景にある過酷な訓練と経験の賜物だと思うんですよ。
一言で言うと「精神力」ってことになると思うんだけど、その精神力は筋力みたいに目に見えるものでもなく、
比べられるものでもないから、鍛えるっていってもどう鍛えたらいいか分からない。
でも、素人とプロでは、ああいう場面に立ったときの心の持ち方が明らかに違うから、
プロ野球選手は日々の練習や試合の中で、確実に精神力を鍛えて行ってるんだと思うんです。
具体的になにが精神力の向上に役立つのかはわかりませんが、素人とは明らかに練習量や経験の数が
違いますから、そこに秘密があるのは疑いがありません。
その差が、あの場面でセンター前ヒットを打てるか打てないかの差として出てくるんだと思います。
仮に素人が打てたとしたら、それは「運」。イチローの場合は運じゃない。
ということでイチローはやっぱりすごいと思うんですが、
それとは別に、WBCについては「そんなに盛り上がるほどのこと?」というのをちょっと感じております。
というのは、こないだ見たこの記事からです。
アメリカを見てもWBCってのはそんなに盛り上がってません。確かにこの著者の上杉さんが指摘するように、
そもそも参加しているチームが少ない。16チームで争ってもそれはほんとうに世界一と呼べるのか?と。
16チームという出場国・地域の少なさも迫力を欠く要因になっている、たとえば、サッカーのワールドカップが世界中から150の国や地域が参加して競い合うことと比べても、見劣りすること限りない。そもそも、MLBですら30チームで構成されている。
そして、
・アメリカと同じ予選リーグの中に強豪がいないので、アメリカは簡単に決勝まで進んでしまうこと
・そのしわ寄せ?で日本は韓国とばかり対戦してしまうこと
・決勝戦がアメリカで行われていること
という事実から、WBCがアメリカ主導であることが見てとれます。
そして試合には大リーグのスカウトが出入りし、アジア選手の品定めをしています。
WBCはアメリカにとって、選手をスカウトするための品評会でしかありません。
そのためにアメリカで試合をしている、という見方もできます。
アメリカにとっては日本に負けたことは悔しいでしょうが、彼らはおそらく世界一を決める大会とは思ってないので、
日本が優勝したところで「日本はアメリカより強い」ということにはならないと思うし、
日本もこんな大会でお祭り騒ぎをするべきじゃないのかな、と思います。
まぁサッカーのワールドカップと比べても大会の歴史が全然違いますので、WBCはこれから育っていくという感じでしょうね。
ほんとうに世界一を証明する大会なのかどうかは、その歴史が決めていくことなのかなと思います。
んーそうですねー
巨人とWBC日本代表の強化試合を有料で行ったら、アメリカにお金が入るから無料で練習試合扱いにする、
みたいな訳の分からない金儲け主義は辟易ですが・・・
サッカーに全く興味が無い僕はやっぱり野球を見てしまう・・・
それにしてもイチローかっこよかった。
僕もサッカーは全然みないんです…
野球もほとんど見てないです…
無職のおかげでWBCの決定的瞬間は家で見れてしまいましたが…
基本的に打者は3割打てば合格
と言うことは7割は失敗すると言うこと
なので、こんな場面は開き直りしかない!
失敗して当然なんで気楽に打席に立ちましょう
そうやね。そういう考え方もアリよね。
ただ、ここぞというときにはやっぱり打てた方が嬉しいし、打てなかったときはすごく悔しい。
その悔しさが尾を引くときがあるんで、そういうときにくよくよ考えずに済むように3割の法則を
都合よく解釈するようにしますわ。