8/26に実施したレスポンシブデザインにフォーカスしたライトニングトーク & 座談会です。
人気が人気を呼び、最終的には53名の参加申込みがありました。
これだけの人数が集まったのは、半年前の2月にHTML5との合同企画以来ですね。
WordBench 神戸 [番外編] レスポンシブデザインやるなら座談会
星野さんと大曲さんによる、WordPress 3.x (速習デザイン)争奪ジャンケン大会
1. 星野さんによる、「制作の工数を下げるために、始めに打ち合わせておくべきこと」
百戦錬磨の星野さん(@khoshino)はさすがの安定感で、短い時間にも関わらず内容の濃い話でした。
プレゼン資料は星野さんのブログから辿れます。
[blog]「制作の工数を下げるために、始めに打ち合わせておくべきこと」というライトニングトークをしました。
レスポンシブのテクニックだけでなく、UgerAgentによるデバイス判定で見せるサイトを切り替えるなど、いろいろな技術を組み合わせて使っているとのことです。
また、星野さんは8/11の第8回WordBench大阪★夏のスマホサイト祭りでも登壇されており今日のライトニングトークよりもより詳しい内容を披露されていますので、そちらもあわせて御覧ください。USTREAMも残っています。
2. 野島さんによる、「簡単!低コスト!楽しい!レスポンシブ・デザイン・ディレクション」
野島さん(@yuka2py)のプレゼンです。
半年前くらいからレスポンシブ対応の案件をこなすようになったとのことですが、意外と簡単にできたということです。
いろいろと難しいイメージが付きまとうイメージのレスポンシブデザインですが、とにかく経験してみることが近道ですね!
3. 額賀さんによる、「WordPressレスポンシブデザイン実践困った集」
額賀さん(@nukaga)のレスポンシブデザイン案件の体験から、実際に困ったことに直面した事例を紹介していただきました。
HTMLの枠自体はレスポンシブの仕組みを使って比較的簡単にリキッドなデザインにできますが、javascriptを使ったスライダーはレスポンシブ対応出来るのか?とか、大きなサイズの画像とかをそのままレスポンシブに当てはめて使えるのか(使うべきか)どうかというのは確かに悩ましい問題です。
Web制作サイドの人間ではなく、レスポンシブの知識があまり無いお客さん自身がコンテンツを更新する場合は、せっかく枠組みがレスポンシブ対応なのにコンテンツがレスポンシブではない、という問題にぶつかったりすることもあるかと思います。
やはり一言にレスポンシブといっても、うまく当てはめられるケースとそうではないケースがあることについて考えさせられました。
[追記]中根さん(@nipper_onside)に「レスポンシブ対応のスライダーあるよ!」と教えてもらいました!
8 Responsive jQuery Slider Plugins | Resources
ResponsiveSlides.js · Responsive jQuery Slider & Slideshow
後半の座談会
どういう内容でディスカッションを進めていくかあまりはっきり決めてなかったのですが、いざ始まってみると、ライトニングトーク発表者の方を中心にいろんな考え方、議論のポイントがあり盛り上がりました。
レスポンシブの機構自体はそんなに複雑なものではないと僕も思いますが、例えばコスト(制作料金)にどう反映させるか? 既存の旧コンテンツをレスポンシブ移行する場合はどうすればいいかなど、細かい点で考えなければならないことはたくさんあることに気付かされました。
2時間のディスカッションの時間を設けてもなお時間が足りませんでしたので、このことからもレスポンシブの奥の深さを伺い知れます。
当日、ディスカッションの最中に上がってきた議論のキーポイントを文字に起こして、プロジェクタを使ってリアルタイムしました。そのときの内容も掲載しておきます。
https://www.stypi.com/9ppofzvq
blog
レスポンシブウェブデザインの相場観とは | WP-D
以下、参加者の声です。