バージョン管理システムgitを導入しました。
インストール自体はそんなに難しくないんだけど、分散リポジトリの考え方が、最初はとっつきにくいです。
はじめてのバージョン管理システムをgitで導入する人だったら、かなり苦労するんじゃないかなぁ。
コマンドや覚えないといけないアクションもいっぱいあって難しいし。
Subversionをやったことある人だったら、gitとsubversionの特徴の差だけを押さえればいいから、まだ楽だけど。
導入の顛末はWikiに書きました。
gitとTortoiseGitでバージョン管理
gitの最大の特徴は分散リポジトリです。
Subversionなどのバージョン管理システムは、リポジトリはどこか中央のサーバーに1つだけ存在し、そのリポジトリ
がファイルを一極集中で管理していましたが、gitはそれぞれのクライアントにリポジトリが存在します。
これにより次のようなことが可能になります。
- クライアント同士でのファイルのやりとり、マージなどが出来る。
- マスターとするリポジトリの置き場所を変更することができる。クライアントに置いてあるリポジトリをマスターにしても可。
- つまりサーバー/クライアントという考え方じゃなくて、P2Pみたいな感じですかね。
- 名刺交換のようなシステムと言えるかも知れません。自分の名刺(=ファイル)を相手に渡せるし、相手の名刺をもらうことも
できます。一か所で管理したければ、公開リポジトリを作って、そこに全員がもらった名刺のコピーを置いておけばいい。
ま、でも1人で使う分にはSubversionもgitもあまり変わらんですな。gitは考え方が複雑だったり、コミット-Pushの手順がある分、
1人使用ならSubversionに軍配があがるかも知れない。
gitが最近になって普及してきたのは、gitのクライアントTortoiseGitが実用レベルに達してきたというのも大きいと思います。
これが使えるようになる前は、コマンドラインによる操作が主流でしたから…
実用レベルに達したWindows向けGitクライアント「TortoiseGit」でGitを始めよう – SourceForge.JP Magazine
http://sourceforge.jp/magazine/09/06/19/0340248