gitは前から興味本位で触っていましたが、実際の作業で使っておらず放置気味だったので使い方がまだよく理解できていません。
積極的にgitを使ってこなかったのはsubversionに比べてクライアントツールがあまり充実していなかったからですが、eclipse3.6(Helios)からgitプラグインが使えるようになったとのことで、gitを改めて使ってみることにしました。
[参考]
Java EE 6/Tomcat 7/Gitに対応したEclipse 3.6 – @IT
eclipseのgitプラグインはEGitと言います。
ここではGitのリポジトリを新規作成し、新規プロジェクトをgit管理する方法を解説します。
git用語や概念もあまり知らないので、EGitをどう設定したら良いのか結構悩みました。
作業手順としてはこんな感じです。
1.中央リポジトリを作る
サーバー側でGitのリポジトリを作ります。
リポジトリの親玉の位置づけとなる中央リポジトリです。
ここでは /var/tmp/ に testproject というgitリポジトリを作ることにします。
cd /var/tmp
mkdir testproject
cd testproject
git init
2.ローカルリポジトリを作る
中央リポジトリとは別に、自分の開発で使う用のローカルリポジトリを作ります。
ローカルリポジトリはクライアントマシンで作るのが普通ですが、うちの環境はファイル共有AFP(netatalk)でネットワーク越しにファイルをおいているので、ローカルリポジトリもサーバ側に作ります。
/var/www/testproject にローカルリポジトリを作ることにします。
git clone ssh://localhost/var/tmp/testproject /var/www/testproject
このコマンドで中央リポジトリのクローンを/var/www/testproject に作ることができます。
sshを使ってサーバにアクセスしていますが、他にもgit:// や http:// なども環境さえ整っていれば使えるそうです。[参考]
3.Eclipseで新規プロジェクトを作る
PHPの新規プロジェクトの例
新規プロジェクトのディレクトリはさっきのgit cloneコマンドで作られましたので、
新規としてではなく既存のロケーションを選択してプロジェクトを作ります。
4.EGitの設定をする
Eclipseのビュー追加で「Git Repositries」を追加しビューを表示させます。
「Add an existing local Git Repository to this view」をクリックして既存のローカルリポジトリを追加します。
新しくローカルリポジトリを作ったり、Cloneを作るボタンもあるので、新規リポジトリ作成できると思います。(未確認)
それが済んだらTeam→Share Project でバージョン管理の設定をします。
Gitを選択
自動的にgitのローカルリポジトリとして認識されます。
これであとは右クリック→Team でCommitとか出来るようになります。