長かったようで短かった小笠原滞在も、今日で最後。あいにくの雨だったが、午後のおがさわら丸の出航までの時間は、パパヤマリンスポーツのツアーに参加した。
まず、ドルフィンスイム。小型船で、イルカの群れがいるところまで寄ってくれて、そこからシュノーケルを使って、イルカを見ながら泳ぐ。
船が寄るタイミングとか、海に飛び込むタイミングが微妙なので、思ったようにはうまくいかないのだが、それでも3回のチャレンジ中で、イルカがはっきり見える近さまで寄れた。
これはなかなか得がたい体験ができるので、オススメである。
次に南島探索。南島という無人島に上陸し、島を探索する。この島は11月から3ヶ月間は環境保護の観点から立ち入り禁止になる。今日が今年最後の上陸可能日だったので、上陸出来てラッキーだった。
写真は南島の扇池。
次にクジラ。これは見れる日と見れない日があるらしいが、今日は運良くマッコウクジラが見れた。
水上に潮を噴き上げるので、それを手がかりにクジラの場所を特定する。スタッフの人はさすがに鋭い目をもっており、そんな潮を噴き上げる瞬間を見逃さずクジラを発見してくれる。
船はかなり近くまで寄ってくれたのだが、シュノーケルで海に飛び込んだときにはすでにクジラは逃げてしまっていた。イルカに比べて臆病なのだそうだ。せっかくのチャンスだったのに…残念。
午後は、おがさわら丸の出航。いよいよ島ともお別れだが、ここで知り合ったたくさんの人たちが見送ってくれる。もちろんこの便で帰る仲間もいっぱいいる。
港から人が飛び込んだり、おがさわら丸を小型船で追いかけてきたりと、出航時もややお祭りムード。
また25時間半の航海が始まる。
短い旅だったが、それなりに楽しめたと思う。だけど、他の仲間の話などを聞くうち、行き損なったなとか、時間があれば行きたかったなと思うところはやはりある。
海に入るのはあまり好きではないけど、晴れた日にイルカをもっと近くで見たいし、ダイビングでもっと深く潜りたいと思った。ガジュマルの密林地帯や、聟(ムコ)島へのツアーにも参加してみたい。
小笠原中毒になる人の気持ちが、分かったような気がした。