NPO法人コミュニティリンク主催のスマートフォン・iPad活用事例報告会に参加してきました。
【地域に活かすモバイルコミュニティ】スマートフォン・iPad活用事例報告会
世間ではかなり普及してきている、iPadなどのタブレット端末や、スマートフォンの活用事例を参考にしたいと思って参加しました。
僕もこれらのデバイスを使ったサービスを提供したいと考えているので、どんな使い方があるのか、どんな可能性があるのかについては非常に興味があります。
基調講演:ソーシャルメディア活用から学ぶ~地域の絆再生~
(ソーシャルメディアドライブ代表 道端俊彦氏)
道端さんのお話は前から一度聞いてみたいと思っておりました。やっと聞くことができました。
twitterやfacebookなどのソーシャルメディアの活用方法や、地域おこしで成功した事例などを分かりやすく紹介して頂きました。
・福岡大名の街をtwitterで盛りあげる大名なう
・秋田県横手市はtwitterでお知らせをつぶやいている。
・twitterで質問を投げかけて回答をもらえるサイトおけったー
・近所でtwitterやfacebookの発信している人を見つけられるiPhoneアプリbanjo
・facebookの利用統計が見られるサイトsocialbakers
・友達の数の平均は、mixi:20人、facebook:150人。
・佐賀県武雄市は、市のホームページをまるごとfacebookに移行した。
・くまモンのfecebookページは10000もの「いいね」を獲得している。
ソーシャルネットワークサービスで王道の使い方はやっぱり、友だちとつながることだと思いますが、上記の例をみると可能性はそれ以外にいっぱいあることが分かります。
どんな使い方が出来るのかを考えるのはワクワクしますね。多分これからもっといろんな例が出てくるんだと思います。
基調講演:ITを地域活動に活かす!~Googleサービス編~
Google エンタープライズ部門 杉水流(すぎずる)智之 氏
Googleのエンタープライズ部門で仕事している方の話はめったに聴けることではないと思うので、今回の講演は貴重な機会でした。
Google Appsを利用する企業が増えています。SoftbankやJTB、ミサワホームなど数万もの社員がいるレベルの会社で導入が進んでいます。
メール機能は、今まで自社内のメールサーバを使って賄うのが普通でした。メールサービスをアウトソースするのは技術的には難しいものではありませんでしたが、セキュリティや機密情報保持の観点から、普及がなかなか進んで来ませんでした。
それがここ最近のクラウドブームで状況が変わってきています。将来的には、「自社でサーバーを抱えるなんてナンセンス、全部アウトソーシングする」という考えが一般的になるんでしょうね。
セミナーの内容はGoogleのサービス紹介に多くの時間が割かれており、裏話的なことをあまり聞けなかったのはすこし残念でしたが、いろいろ参考になりました。
活用事例報告
近畿圏で活躍するNPO法人のITデバイス活用事例を紹介して頂きました。
■NPO法人花パソ
■NPO法人支援機器普及促進協会
■NPO法人湖南ネットしが
■NPO法人きんきうぇぶ
これらの活動を通じて思ったのは、社会的弱者に対して有効な方法でICTを活用していることです。
iPadは高齢者や障害者にやさしいデバイスです。小さい字が読めない高齢者は、ピンチアウトで文字の拡大ができるiPadで救われています。
小さい字を読むことができない障害者も、iPadを使って教科書を読むことができるようになりました。
「手を使わずに、目線の動きでスクロールする」という技術が実用化されるそうです。これが実現すると、手足が不自由な方が楽にデバイスを操作できます。
これらの活用方法を紹介してもらって、アイデア次第でもっと便利になったり、人を助けたり、生活を豊かにする事ができることを実感しました。
まだまだ可能性は広がっています。
無料でこのような報告会を開催していただいたコミュニティリンクや関係者の方々、どうもありがとうございまいした。