最近、ブログ記事などでよく見るようになりました、国債暴落の可能性。
「その時歴史が動いた!」 (未来編) – Chikirinの日記
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20100318
これだけ国家が借金を積み重ねていて、いつまでも平穏でいられるはずはないだろうと僕も思います。
破綻するのは10年、20年先の話だと言う識者もおりますが、Chikirinさんが2013年と予想しているように、
その時が来るのは以外と早いのかも知れません。
ギリシャの財政危機が言われていますが、そんなギリシャでさえも財政赤字のGDP比率は12%ほどです。
一方、日本はGDP比200%になろうとしています。つまり、借金総額は日本国民全員が2年間タダ働きしてやっと返せる金額です。
日本国債がこんなにも危うい状態なのに、危機がまだ表ざたになっていないのは、「まだ大丈夫だろう」という根拠の無い安心をしている国民性にあるんじゃないかと思っています。あるいは政府や官公庁がまだ大丈夫だろうと国民に思わせる工作をしており、それが功を奏しているのかも知れません。
国民の大多数が「大丈夫だ」と思っている間はいいんです。その状態が続けばいつまでも国債は発行し続けられますし借金も増やせます。しかし、「やばいかも」って思う人が多数を占めるようになってくるとそこでもう終わりです。国債バブルがはじけ、売り注文が殺到しますので、もう元には戻れなくなります。
「自分は国債を買ってないから大丈夫」と思ってる人も、影響は必ずあります。日本銀行や日本の金融機関が国債を9割近くを保有しているので、国債価格が暴落すると、金融機関は預金者から借りたお金を返せません。つまり預けているお金が返ってこなくなります。
そして日本の信用が揺らぎますので、円が暴落します。そうなると円を持っていても何も買えなくなるので、タンスに預けている現金も価値が無くなります。
「大富豪」というトランプゲームで、貧民が下剋上する「革命」というルールがあります。もしかしたらそういうことがリアルで起こるかも知れません。
国家財政が破たんすると、お金をたくさん持っていればいるほど損をし、借金をしている人は負債がチャラになるので、得をすることになるからです。
その時はいつやってくるのでしょうか。
そしてそれまでに備えておくことは何か? 僕自身も答えが見つかっていませんが、自分の資産について考えるならば、できるだけ財産を「円」で持たないってことになるんですかねぇ…
いろいろ悩ましいです。
移民政策については、今は賛成や反対など国民の間で意見が分かれていますが、国家存続の危機となったときにはそんなきれいごとも言ってられなくなるのかなと思います。
やはり中国パワーの恩恵を受けたらなんとかなりそうな気もします…
日本が「中華人民共和国日本省」になるってのも、あながち破天荒な考え方ではないのかも…
そういえば「サラリーマン金太郎」のマネーウォーズ編でそんな話が書かれていた様な
1ドル180円とかになっていた気がする
ある経済学者に言わすと日本の国債は他の国に引き受けてもらっていないので、安全だとか言っている人もいましたが・・・
移民の受け入れはやっていかないと、人口は増えないですね。
アメリカなんて移民を受け入れているので、人口が増えていますしね。
ただ中国人の移民は微妙ですね
確かに国債は国内保有率が高いからその点では危険度が少ないんだけど、実際問題として、国民の貯金持っていかれたらどうなるか?を考えたらやっぱり混乱は避けられないですよ。
そして日本にいつまでもしがみついてないで、どこへ行ってもやっていけるだけのタフなサバイバル力が要るようになるんでしょう。