大阪南港で11/6、7の2日間で行われている関西オープンソース2009ですが、1日目の今日はセミナーを3つ受けてきました。
OpenSocialアプリケーション開発入門
Googleの石原さんと菅原さんがOpenSocialについての紹介をしてくれました。
OpenSocialとは、mixiやMyspaceなどで動くアプリケーションを制作する際、共通で使用できるプラットフォームというか、仕様ですね。
それぞれのソーシャルコミュニティサイト毎にアプリケーションの仕様を作成しているのでは非効率だしソフトウェアエンジニアの負担も大
きいので、それらで使うAPI群の仕様を共通化してしまおうという考え方です。
Googleが中心になって進めているようです。
このAPI仕様に準拠すれば、実質世界中のOpenSocial加盟SNSのエンドユーザ8億人の市場を相手にすることが出来ると言う訳です。
開発はeclipseと、そのプラグインを使って構築できます。OSDEというプラグインがあるそうです。
これをつかって、Apache Shindigサーバーで作るテスト用のプライベートSNSで、テスト環境を構築します。
eclipseってほんとになんでも出来るんやな。eclipseの使い方はこれからは知っといて損はないかも。
このセミナーでは、僕が知らないことが多かったので興味深かったのと、最近はSNSアプリが広くユーザーに認知されてきたので、
このテーマはこれは面白い分野になると思います。
聞いてて面白いセミナーでした。
Googleの人はプレゼン用PCにマック使ってたなー。いまどき開発者もマック使うようになって来たんよな。
「質問したらAndroidストラップやる」って言われたんで質問してGETしましたw
続・現場で役立つRuby on Railsパターン
Ruby on Rails界で活躍されている大場寧子さんのセミナー。
正直、僕はRuby知らないので、このセミナーに参加するのはかなり無謀だったのだけれども、食わず嫌いは良くないと思い、
無料だし(笑)とりあえず参加することにしました。
やはりRubyの前提知識が無いし、ましてやRailsなんてほとんど知らないし、しかもこのプレゼンは「続」とあるように、1回目
のセミナーが東京で行われており、その続きであるという色合いが濃かったこともあり、かなりチンプンカンプンな内容でした。
なんとなく理解したことといえば、
・Railsって一種のフレームワーク?
・型にはまった動作や処理はかなり簡単に書ける。
・でもちょっと複雑なことをしようと思うと、Railsのお作法では対応しきれないので、そこがハックというか工夫のしどころ。
・そんな小ネタ、tipsを今日はご紹介したい。
ということだったんでしょう。
僕はPHPでXOOPSアプリケーションを作った経験があるからなんとなく分かるんだけど、確かにフレームワークというのは
お約束の処理をするのにはかなり有効な手段で、ほんとに数行でやりたいことが出来てしまうお手軽さがあります。
しかし、ちょっと複雑なことをする場合、フレームワークを使うと逆に理解が難しくなってしまうこともあり、XOOPSアプリ
ケーションを作るときにはその辺の中身の理解をしなければならず結局時間がかかりました。
XOOPS のコードジェネレータcubsonはテーブルのJOIN処理は対応してなかったので、ツールを使わずに手でガシガシ
コードを書いてJOINしたという経験があります。
このセミナーは理解不能だったけど、Railsはいつか身につけたいですな。その意味で
「言ってることは分からないけど、なんか面白そう」というのを感じられるセミナーでありました。
大場さんもマック使ってたなー。
話し方が超早口で、プレゼン資料が超速紙芝居でした。
どんな感じの紙芝居かはこれが参考になるかと。すごい勢いでページがめくられていきます。
プレゼン資料の端っこにパラパラアニメでも描いておけば、ほんとに動き出すんじゃないかと思うくらい速いです。
MySQL Workbenchを使ってみよう! MySQL GUI Toolsのご紹介
サンマイクロシステムズの木村明治さんのセミナー。
MySQLのモデリングツールは、DB Designer 4を使っていますが、MySQL Workbenchってのはその後継ソフトなんですね。
DB Designer 4は開発終了しているみたいなんで、僕もworkbenchに乗り換えようと思います。
こういうGUIツールを使うと、ER図が簡単に描けちゃったり、そのER図からCreate文を作って、DBをインプリメンテーションすることが出来ます。
逆に、既存のDBからリバースエンジニアリングして、ER図に起こすこともできます。使い慣れれば非常に便利で、手放せないツールです。
1枚ものの紙の資料をもらいました。プレゼン内容のうちの、MySQL Workbenchのインストール部分だけのピンポイント資料です。
木村さん曰く、
「全資料を渡しても読んでもらえないのでそういうことはしない。月曜日深夜のテレビ番組で、ザックリマンデーという番組があるが、
そこでは頭の弱いゆうこりんに分からせるために、難しい説明を簡単にする試みが行われていた。それに倣って、資料は簡潔にした。」
ということだそうです。ユーモアあふれる人で面白かったです。
さらに紹介してくれたツール、MyQueryというツールのアイコンがかなりいただけないということを
力強く説明していました。
たしかにこれは子供の落書きとしか思えないようなアイコン…
個人的には、セミナーの趣旨とは関係ないですが、OracleDBとMySQLの棲み分けはどうするのかを聞きたかったですがw
まぁ、技術部門の方に聞いても分からないかも知れませんが…
どのプレゼンターも、大阪定住者ではなく、関東方面から出張してくださっているようでした。
やっぱり日本は東京で回ってるんだなーっと実感。
IT関係も、こういう尖った分野はやっぱり東京ですね。
関西は組込とか、業務系で言うと保険とか、枯れた世界しかないですから、そういう意味では面白みはないし、元気もないです。
動画はホビーロボット研究会の展示ブースにあったロボット。
タコ足っぽい動きがなんともユーモラスです。