ちょっとした興味で財団法人河川情報センターのことを調べていたのですが、いろいろと残念なことが分かりました。
残念 その1
まず、「河川情報センター」をGoogleで検索すると「天下り」がサジェスチョンされます。
残念 その2
情報公開関係資料のページにある収支計算書(PDF)がペラ2枚しかなく細かい内訳が全然分かりません。
例えば上場しているような民間企業だったら、決算報告書なんて100ページ以上あったりすることもあるのに。
収入の部を見ると、収入は全部で30億くらいあるんですが、なんか腑に落ちない…
河川の管理をやっている団体なので、たぶん国家から補助金なり助成金なりが出ていると思うんですが、それが読みとれません。
逆に、「統一河川情報提供業務収入」なんてのが22億円あるので、
「地方自治体から情報料もらって収入を得ているので、補助金なんてもらってないし独立経営できてるぜ」って言わん
ばかりなのですが、地方自治体からほんとにそんなに金もらってるのか…? 地方自治体はそんなのに喜んで金払ってるのか…?
どうも謎です。
残念 その3
河川情報センターのサイトはホームページビルダーで作られてます。なんか素人っぽい。
こんなのに高額発注とかされてるんちゃうん?とかまたもや勘ぐってしまいます…
残念 その4
統一河川情報システムの論文が公開されているのですが、いつ発行されたのものなのか書いていないので、古いのか新しいのか分かりません。
普通論文って日付書くんじゃない?
残念 その5
動く洪水ハザードマップというのがあって、これは現在の雨量とか河川の水位をもとに、洪水予測をしてくれるシステムです。
この寄稿(PDF)によれば少なくとも2003年にはそういうシステムが始められているんですが、平成21年度の事業計画(PDF)には
未だに
「動く洪水ハザードマップ」について、普及を図る。
と書いてあります。
実際、全然普及していないです。ググったらいつ出したか分からない論文ばかりで埋まっており、事例とかほとんど出てこないことからもそのことが分かります。
ていうか普及させる気ないだろ。
そんな河川情報センターは、統一河川情報システムを利用した洪水予測システムを作り、みなさまのもとへ情報提供する予定ですので普及するのを楽しみに待っていてくださいね!
ググったら某自治体がここに随契出したりしてました。
そーゆーのが収入源なんですかねぇ~
・・・ま、ここはどうなのか知らないですが、外郭団体って胡散臭いの多いですからね。
国家公務員は良いなぁ~天下り先があって。
河川の水位とか雨量の情報ってのは国で情報を一括管理しようとしているので、
こういうサービスは、本来ならば国が行政サービスの一環として地方自治体に無料で情報提供するのが筋だと思うんですがね…
地方自治体から情報料を出させるような形では、いろいろ無駄が多いと思うし不公平だと思います。
で、河川情報センターがもたもたしているから、自治体側が独自にシステム作ったりしていてほんまダメダメです。