梅田望夫氏、今度は「日本にはオープンソースの動きは根付いていない」と発言してOSS開発者にキレられる
http://slashdot.jp/it/article.pl?sid=09/06/18/0730204
梅田望夫氏とひがやすお氏がブログ上で衝突してる件についてコメントします。
梅田望夫氏の展開
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/1216
・「オープンソース」という考え方がある。これは元々ソフトウエア開発に端を発した概念である。
・しかし、いまやそれにとどまらず、より広い応用範囲での思考や行動原理を意味している。
・そういう思考や行動原理が日本では根付いていない
ひがやすお氏の言い分
http://d.hatena.ne.jp/higayasuo/
・何を根拠に日本にオープンソースを育む土壌がないというのだ。
・オープンソースというのは、日の目を見ない地道な活動がほとんどだ。
有名になるプロダクトなんてほんの少数。でも、すべてを含めてオープンソースの世界が成り立っている。
このひがやすお氏の言い分に対して、梅田氏がコメントで
「正しく引用すると、僕がソフトウェアの話なんかしていないことがわかるでしょう。」
とし、ひがやすお氏の引用を「恣意的な引用」と斬っています。
良く読んだら、確かに梅田氏はソフトウェアの話に限って話をしているわけではないです。
でも、この「よく読んだら」というのがくせ者で、普通に読んだ限りでは、梅田氏がオープンソースコ
ミュニティーのことを批判している文章のように僕は受け止められました。
なのでひがやすお氏が梅田氏に「オープンソースについて語るな」とというのも理解できますし、
梅田氏が「そんなこと言ってない」と言うのも分かります。
ようするに話がかみあってないんでしょうな。
だけども双方、振り上げた拳をなかなか納められないので話がこじれてしまったのだと思います。
僕には単純な「話のすれ違い」にすぎないと思えます。
個人的には、
梅田さんの文章は、一般の人には誤解を生みやすい文章だったかなーと思います。
最近よく発言を批判されているのを見るにつけ、文章で損している人だなと思いました。
たぶん、IT業界は移り変わりも早いし、スピードについていくのもたいへんだから、かつて第一線だった人
が今も一線で活躍できるかというとそうでもないんだと思います。
栄枯盛衰が激しいから、かつて誇った栄華のまま今も表現や主張を行うといろいろとひずみが出て来てしまう
という例なのかなと思ってしまいます。