奥尻島へ着いてから初めて気がついたことだが、7/12という日はあの夏から丸11年の日らしい。北海道南西沖地震。
この日はレンタカーを借りて観光したが、印象に残ったのはやはり青苗にある津波館。11年を経た今日、島はすっかり回復しているが、この津波館を見る限り奥尻島は「地震の島」として依然大きな影を落としていることを実感する。「いちばん優しい人のいる島」というコピーどおり、島民たちは苦労を経験し、生きる努力をして助け合う人になれたのだろう。
写真は、島の随所に見られる津波標識。実際に津波が到達した高さにこの標識が立てられている。29mにもなった場所もあるらしい。確かに、そんな波が来たらひとたまりもない…
津波館を出ると、「時空翔」というモニュメント前で被災者追悼式が行われていた。このモニュメントは真ん中がくぼんでいて、7/12はこのくぼみに合わせて夕日が沈むようになっているらしい。今日はあいにく曇りだったので、その光景は見ることができなかった。残念。