作者:上村崇 フリーランスのIT系エンジニア
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「日本の携帯電話がグローバル化できなかった理由」のつづき


13日に書いたケータイの件について、もう少し言いたいことがあるので書いてみます。

日本の携帯電話がグローバル化できなかった理由 | iPhone 3G Wiki blog
http://blog.sohaya.com/2009/07/21/why-japan%E2%80%99s-cellphones-haven%E2%80%99t-gone-global/

夏野氏が主催する最近の会議において議論が行われ、日本の携帯電話機に高度なハードウェアが搭載されているにも関わらず原始的であまり洗練されていないインターフェースがあることが数人の参加者から指摘があったといいます。ほとんどの携帯電話機には、iPhoneや他のスマートフォンが持っているような PCと容易にデータを同期させる方法がありません。

ケータイ開発現場で働いていた感覚で話をすれば、「機能追加こそが発展の唯一の道」というのが事業者をはじめ、メーカーやその下請けにも浸透した考え方だったと思います。
事業者に指示された機能追加を行わないといけない、半年に1回のサイクルで新製品を出さないといけない、というプレッシャーがあり、それだけにいっぱいになりほかのことに手が回らなくなります。
1つのケータイを作るのに数百人の開発者が関わっていますが、多くの人員が機能追加や端末の品質を維持するために割かれています。そこに「使いやすさをもっと追究しよう」と考えるような余裕はありません。

やっぱりUIなんてのは、気持ちに余裕が出てきて初めて手をつけられる領域だと思うのですよ。「洗練されたインターフェースにしよう」なんて発想は、忙しさで忙殺されている間は出てこない。
そういう意味で、本当に使いやすいケータイといのは、まずは開発現場を働きやすくしないと実現できないのではないかなと思っています。

いわゆる自由な発想というやつですね。究極はGoogle見たいにオフィスを遊び心いっぱいにしないといけないのかも知れません。

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